【家計簿通信第29号 学資保険を検討する際の注意点は?】
【家計簿通信第29号 学資保険を検討する際の注意点は?】
子どもが産まれたら学資保険を考える人は多いようです。
■「子供」をきっかけに購入する3大アイテム
1位「学資保険:46.7%」
2 位「デジタルビデオカメラ:42.7%」
3位「自動車:36.8%」
[博報堂 こそだて家族研究所 子育て世帯の消費と意識より]
しかし、学資保険は、どんなものなのか、理解してから加入している人は少ないように思えます。
学資保険の知っておきたい、ポイントをご紹介します。
商品によっては、元本割れするものもあります。
医療保障や育英年金などの特約が付いているものは、その特約料が発生することで、積み立てている保険料から差し引かれるためです。
特約がついていると元本割れの可能性が高いことを頭に入れておいてください。
幼稚園から大学まで、約1,000万円以上はかかると言われる教育費。
その中でも特にお金がかかる、大学入学時期に備えるのが学資保険です。
しかし、満期時期の選び方によっては間に合わないことも。
推薦入試など早ければ高校3年の10~12月に入学金などを納めなければならないケースがあります。
18歳満期にしていると、誕生日と契約日の関係で間に合わない可能性もあります。
多くの学資保険が18歳と17歳満期を選べるようになっていますので、注意して設定しましょう。
学資保険だけでなく、教育資金を準備する方法として、貯蓄型の死亡保険を利用する方法もあります。
この保険は、短期間で保険料の払い込みを終了させることで支払った保険料以上の解約返戻金を受け取ることができます。
学資保険よりも貯蓄率が高いケースもあるので、あわせて検討したいプランです。
学資保険に加入すると、既に加入中の生命保険契約と、死亡保障を二重に掛ける事になります。
トータルな見方で、保険を掛けすぎていないか?無駄はないか?加入時には、保険の見直しもしましょう!
かけいぼ診断、効率の良い貯蓄の方法など、お金に関することなら何でもご相談ください!!
【家計簿通信第28号 結婚後のお金の管理は、共用と分担どちらが良いか?】
【家計簿通信第28号 結婚後のお金の管理は、共用と分担どちらが良いか?】
結婚後のお金の管理 について、アドバイスを求められるので メリットとデメリットをお伝えしたいと思います。
「家計管理の実態に関するアンケート調査」(オリックス銀行㈱2014年実施)によると、
各家庭のお金の管理を「妻が管理」56.2%、「夫が管理」29.3%、「共同で管理」13.8%、「その他」0.7%という結果が出ています。
現状、半数以上の家庭では、妻がお金を管理しているようです
では、それぞれの管理にはいったいどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか
妻が管理・・・専業主婦やパートタイマーに多い。
【メリット】 家庭内すべてのお金を妻が一括して管理しているため、収支を把握しやすい。
【デメリット】妻が一括管理しているため、夫が支出や貯蓄に対し無関心になる可能性がある。夫が小遣い制に不満を感じることがある。
※その場合、家計簿をつけてもらって収支を明確化するなど、夫婦でお金に対する共通の認識を持つことが大切です。
夫が一括管理・・・お金の管理に長けている夫に多い。
【メリット】毎月渡される生活費内でやりくりするため、ムダな支出が少ない。
【デメリット】妻が夫の収入や貯蓄を把握できない。散財しても気づきにくい。
※その場合、夫婦で話し合って、都度生活費を見直し、全体の収入や貯蓄の状況を開示していくことが大切です。
共用口座(財布)で管理・・・共働きに多い。
【メリット】お互いが家計支出を把握でき、節約意識も芽生える。
【デメリット】お互いの残りの収入が把握できない。貯蓄がしづらい。
※その場合、老後用、マイホーム用など、目的別に口座をつくり、一定額を貯めていくと良いでしょう。
どの管理を選ぶにしても夫婦間のコミュニケーションがとても重要です。
お金の管理や貯蓄、将来のことなど、きちんと話し合うことで、夫婦にあった管理方法が見つかると思います。
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【家計簿通信第25号 「投資と投機、ギャンブルはどう違う」】
【家計簿通信第25号 「投資と投機、ギャンブルはどう違う」】
・お金が貯まらない人の共通点
宝くじは買います!一攫千金を夢見るために。投資は、リスクをともなうので興味ありません。とギャンブルと投資を同一視する人。
「投資」と「投機」、漢字表記はよく似ていますが、全く意味は違います
「投資」は「investment」。「投機」は「speculation」。英語表記だと全く違う言葉だと理解できます。
「投資」と「投機」、一緒のイメージをもっていませんか
野村総合研究所のアンケート調査(回答者7000人)によると、4人に1人が「投資はギャンブル・ばくちである」と答えています。
もしも、資産運用をして、お金を殖やしたいのであれば、まずは、「投機」と「投資」の違いをしっかり理解しましょう
・ りんごの木の例え
投資と投機の違いについて、りんごの木に例えられることがあります。
投資は「資本に投じる」 投資としてのりんごの木
りんごの木を買う理由は何でしょう?
多くの人は、りんごの木に「りんご」という果実が実るのを期待して買うのではないでしょうか。
これが投資です。
つまり、りんごの木を買ってきて、「りんご」という果実が実るのを期待して待つことが投資なのです。
投資=長期的視野で資金を投じ、「利益や配当の成長」を期待する取引です。
イメージは、有望と思う企業に「出資」し、株主利益(配当や株価の上昇)を期待していく行為です。
投機は「機会に投じる」 投機としてのりんごの木
りんごの木を買ってきて、買ったときの値段より「りんごの木」の市場価値が上がったら転売する。これがりんごの木を利用した投機です。
投資としてのりんごの木が「りんご」という果実を目的としていたのに対し、投機としてのりんごの木は、「りんごの木」そのものの市場価値の変動を狙った取引です。
投機=株や為替などにおける短期的な価格変動をチャンスとして捉えて取引を繰り返し「利ざや」を狙います。安く買って高く売る、当たるも八卦・当たらぬも八卦、ギャンブルの取引です。
人気となっているFXや仮想通貨は、短期売買であろうが長期保有であろうが投機ということになります。
・株価は長期的には原理原則で動く
株価は日々目まぐるしく上下しており、1分1秒ごとに変動します。こうした相場の短期的な値動きは、買いたい人と売りたい人の数によって決まります。
買いたい人が多ければ株価は上がるし、一刻も早く売り逃げたい人が多ければ下がります。
しかし短期的にはランダムに動く株価も、長期的にはちゃんと原理原則があって動いているのです。それは「投資対象の本源的な価値の増大」です。
「株価は日々ブレるが、長期的にはその会社の稼ぐ力と資産に見合った水準に落ち着く」ということです。
お金に関することなら何でもご相談ください!!