今回は発酵性食物繊維についてご紹介します。
◆腸や腸内細菌の研究の進展により、
腸と脳の間には「脳腸相関」という
深いつながりがあることが科学的にも
明らかになりました。
腸と脳とは、自律神経やホルモンなどを介して
互いにつながっています。
腸になんらかの異常が生じると、
その情報は自律神経を介して脳に伝わり、
腹部の不快感や痛みとともに抑うつや不安など
の感情を生じさせます。
そして、これらの感情は自律神経を介して
腸に伝わり、腸の状態をさらに悪化させること
になるという悪循環を生じさせます。
そして、「腸脳相関」には、腸内細菌が介在
していることも明らかになっており、
腸内細菌の状態が脳にまで影響し、
感情や性格を左右するということです。
◆発酵性食物繊維は腸内環境を改善して
腸内細菌を増やし、免疫力も向上させる
働きが強い!
【発酵性食物繊維】
・小麦の表皮部分のふすま
・ゴボウなどの根菜
・大豆など茶色い食品に多い
・オートミールや海藻にも豊富
京都府立医科大学の研究で
長寿者の多い京都府京丹後市の
高齢者の腸内細菌を調べたところ、
腸の働きを良くする酪酸菌が
腸内に多いことが分かったそうです。
同市の高齢者の食生活を調べると
海藻や玄米など発酵性食物繊維を含む食品を
日常的に摂取していたということです。
発酵性食物繊維は、
継続して取ることが大切です。
また、発酵性食物繊維は
特に朝食に取ると腸内環境の
改善に効果があります。
ヨーグルトやサラダに混ぜたり
「ちょい足し」するのが
続きやすいコツですので、
まずは少量から始めてみましょう!
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