Big Ideas 2021(ARK社が見る未来) | MVM 代表 石田希世士のブログ
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『農産物業界のEXCELLENT COMPANY』を目指す経営者のブログです。

ARKインベストメント社は世界中で最も注目を集めている投資会社でしょう。   

 

同社は50兆円(50Billionドル)以上の巨額な資金をETF(上場投資信託)として運用しており、直近の一年間で170%の運用益を叩き出出しています。

 

驚異的なリタ-ンを出している事から、同社には新たに毎月約1兆円ずつ資金が集まっているとの情報もあります。 

 

ARK社のETFに組入れている上場企業は、既存の業界ルールを破壊し、業界構造を劇的に変化させる破壊的なイノベ-タ(Destructive innovation company)達です。 

 

破壊的イノベータの象徴的な存在がEV業界の圧倒的ナンバ-1であるテスラ社。

 

同社の時価総額は世界最大の自動車メーカであるトヨタの4倍近い80兆円強。販売台数はトヨタの5%程度なので将来性のみで企業価値が吹き上がっていると言っていいでしょう。

 

ARK社が数ある投資会社の中で俄然脚光を浴びるようになったのはテスラ株が割安と看破した事。

 

2年前には倒産寸前と噂されたテスラ株はこの一年で8倍以上になりARK社は巨大なリタ-ンを得ました。

 

ARK社のキャシーCEOはアマゾンの潜在力にもいち早く気づいた眼力を持っているのですが、同社の強みは専門家集団によるリサーチ力と分析力。

 

・・・という事で、ARK社が最近にリリ-スしたBIG Idea2021という報告が実に興味深かったので気になったところをご紹介します。 

 

1)”EV(電気自動車)”は2025年には世界の販売台数の50%(4000万台)を占めるようになる。2020年のEVの販売台数は200~220万台ですの4年で20倍の成長予測。

 

理由はバッテリ-等の下落で2025年には内燃車よりEVの方が安くなる。価格だけではなく性能面(加速や乗り心地など)でもEVが優位になり環境にも優しい。

 

さらに、2025年には自動運転が北米市場の10%を占めるようになるとも。これはAI(人工知能)の学習コストが毎年37%ずつ下がるの対し、AIの処理能力は毎年10倍ずつ高まっていくからだそうです。

 

参考までにARKの報告では2030年にはAIの市場規模(グローバル)は3000兆円強となりインターネットの市場規模2000兆円強を上回るそうです。ソフトバンクの孫氏がAIの盟主を狙うのも分かります。

 

2)”デジタルウオレット(電子マネ-・暗号資産)”の北米市場は2025年に460兆円となる。巨大なマーケットですね。

 

2020年ではデジタルウオレットの使用額が一人当たり250ドル~1900ドルと推定されていますが、4年後に一人あたり20,000ドルとなる。 

 

現在、銀行で行われている融資や送金などの業務全般がスマホのデジタルウオレット上で実行できる可能性が大きい。

 

この分野で先行する中国のウイチャットではスマホのデジタルウオレットのモニタ-下に、SNSは勿論、Eコマ-スやライブコマースのディスプレイもあるとの事。

 

これからのデジタルウオレットは決済を中心とする銀行業務に加え、使用者の購入履歴をAIが分析し、(使用者が好む)商品やサービスをEコマースなどで推薦する・・・所謂、マーケティング機能が強化されるとARK社は予想しています。

 

3)”ドローン”の市場規模(北米)は2030年には約7兆円と見積もっている。ドローンは主に近距離輸送に使用されますが、10マイル(約16KM)ぐらいまでの配達コストが劇的に安くなる。

 

10マイルの距離を車で運ぶと7ドルかかるところがドローンだとなんと25セントになると予測されています。ECや宅配デリバリ-ビジネスは格段に競争力が高まりますね・・・。また、”空飛ぶタクシ-”として人の近距離輸送もドロ-ンビジネスとなりそうです。

 

4)”ハイパ-ソニックフライト(超音速旅客機)”の使用でニュ-ヨ-クから東京まで2時間で飛行時間で移動できる。

 

”TIME IS MONEY”、ARK社によると$15,000の高額な旅費を使って移動する人は270万人(年間$100,000の推定使用額)。ハイバ-ソニックフライトの市場規模は約28兆円を見込んでいる。

 

上記以外にもロボティクス・ゲノム解析・航空宇宙事業など様々な分野における未来予想が書かれています。

 

勿論、このレポ-トはARK社のポジショント-ク的な内容でもあるでしょう。あくまでも一つの予想であります。

 

しかし、キャシ-CEOが公言する通りデジタル革命により向こう5~10年は数百年に一度あるかないかぐらいの大きな変化、パラダイムのシフトがあるのかもしれません。

 

コロナによるニューノーマルはその序章に過ぎないのではないかという気もします・・・。

 

また、このコロナ相場ともいうべき株高が突如終焉を迎えことになるとしたら、ARK社がトリガーになるのではないか・・・わずかですが、そういう予感もあります。