時に主はアブラムに言われた、「あなたは国を出て、親族に別れ、父の家を離れ、わたしが示す地に行きなさい。 わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう。 あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」。 アブラムは主が言われたようにいで立った。ロトも彼と共に行った。アブラムはハランを出たとき七十五歳であった。 アブラムは妻サライと、弟の子ロトと、集めたすべての財産と、ハランで獲た人々とを携えてカナンに行こうとしていで立ち、カナンの地にきた。 アブラムはその地を通ってシケムの所、モレのテレビンの木のもとに着いた。そのころカナンびとがその地にいた。 時に主はアブラムに現れて言われた、「わたしはあなたの子孫にこの地を与えます」。アブラムは彼に現れた主のために、そこに祭壇を築いた。 彼はそこからベテルの東の山に移って天幕を張った。西にはベテル、東にはアイがあった。そこに彼は主のために祭壇を築いて、主の名を呼んだ。 アブラムはなお進んでネゲブに移った。
(創世記12章1-9節)

神からの召命は明瞭でした。 アブラムはそれを疑いませんでした。 従うのは簡単なことではありませんでした。 彼はその場に留まり、偶像崇拝のただ中で真の神を礼拝することもできたはずです。 真の神を礼拝すること自体は良いことだったでしょう。 しかし、それは神の御心に叶うものではありませんでした。 彼の魂は救われたかもしれないが、彼の生活は失われ、彼の機会は失われ、永遠に消え去っていたでしょう。あなたの生活は救われていますか? それともあなたの魂だけですか?

  出典:The Bent Knee Time, October 2