こんにちは。
さちの娘です。
先日母のブログを読み返していたら、こんな記事を見つけました。
短い記事なのでまずは読んでみてください。
2017年11月の記事です。
母は花冠の使い道を語っておらず、この後のブログにも花冠について語られてはおりません。
またこの記事は病気の内容ではないので、姉がまとめたエッセイ「嵐大好き☆ALSお母さんの闘病と終活」にも記載されていません。
このままではこの記事は年月とと共に埋もれていってしまうでしょう。
この記事を改めて読んだとき、手にも病気の症状が出ながらも母が一生懸命作ったこの素敵な花冠の行方を、皆さまにも知っていただきたいと強く思いました。
なので今回ここでリブログ・ご報告させてください。
ブログで母は花冠の使い道を冗談っぽくナイショとしておりましたが実はこの花冠、亡くなり棺に入った自分自身に着けて欲しいと私たちに頼んでいたものなのです。
「亡くなるときはきっと白髪も出ているだろうから。白髪隠しにもなるでしょ。」
と、見栄えにもこだわっていたいかにも母らしい準備でした。
棺に入れる生花は、本当は母の好きな色の青い花々にしたかったのですが、年末年始の時期的に準備するのが難しく、母が可愛らしく見えるピンク色の花を私たちは選びました。
しかし結果的にそれは大正解で、空色の花冠はピンク色の花々の中でより際立ち、より母を美しく引き立ててくれました。
家族だけの質素な葬儀でしたが、花冠のお陰で母は青いそよ風の妖精の様でした。
今日12月28日は母の命日です。
母が亡くなった日と同じ、横浜の天気は気持ち良い青い空になりそうです。
今年の今日も私たち姉妹は母のお気に入りのカフェで会って母の話に花を咲かせることになるでしょう。