言葉の「要点」について | 大山の麓、伊勢原市発の「チラシポスティング」が世界に進出します!

大山の麓、伊勢原市発の「チラシポスティング」が世界に進出します!

伊勢原市のポスティング事業「いせはらポスト」代表、アシカワナガミツが、紙の広告って本当にスゴい!ことをお伝えするブログです。
伊勢原市を元気にするポスティングが、海を渡ります。

台湾では、日本語が思っていたほど通じなくて、難儀しました。



近くのお国なので、言葉は多少通じるだろう、
くらいに思っていたのは、私の思い込み。


何事も「百聞は一見に如かず」ですね。

伝えたい時は、
道を尋ねるのでも、食べ物をオーダーするのでも、

言葉を知らないから、
とにかくジェスチャー!ジェスチャー!
   
ならざるを得ません。


ヒアリング
は主に数字とか地名とか、
部分的にでも聞き取ろう
と必死になりますが、
理解できないし
、こちらの返答も恐らく的外れ

相手をとことん困らせてしまいました。



話すのも聞くのも分からない環境というのは、
普段だったら気にも留めないことに、
ものすごい神経を使うことになるんですね。


そんな風に問答を繰り返しているうちに、
大きな気付きが、ふと電気
が走るように起こったんです。

普段、気にも留めなかったことでした。
話し言葉の「要点」の違いについて、です。

言葉の中でどの部分を強調して言うかの違い、です。

海外でポスティング事業をしたいと考える私にとって、
この気付きは衝撃的でした。

今回はこれについて、お話ししたいと思います。








電車を乗り間違えてしまった私。

日本で言うところの各駅停車、快速電車
いずれかに乗って目的地に向かうはずが、

さらにその上の特急電車に乗ってしまったのです  



東海道新幹線にも劣らないスピード 
席も空いてるし、立っている人もほとんどいません。

気分は新宿発の小田急ロマンスカー。
リクライニング出来て、脚かけもあるくつろぎシート。

あまりの快適さに、車掌さんが指摘してくれるまで、
間違いに気づくことが出来ませんでした。



目的地からさらに1時間分先の駅で下車して、
折り返しの電車に乗り換えなくてはなりません。


ホームに居る駅員さんに、妻が尋ねます。

ガイドブックを指さして、
「ここに行きたいんです!」
もちろん日本語です。


駅員さんはもちろん中国語で、
「★○◆四0□◎・・・」

ごめんなさい、分からないです、
という表情している妻を見て、
手で「40」と示してくれました。


そうか! 次の40分台の電車に乗ればいいのか!

逆のホームに向かうと、電光掲示板には
確かに10時42分発の電車があると書かれていますが、

ん?その前に10時25分発の電車もあるぞ?


・・・

何故、40??

25分の電車は乗っては行けないのかもしれない、
と別の駅員さんに確認すると、
オッケーのサイン。

ということで、10時25分発の電車に乗って、
目的地の駅へ向かい、今度は通過することなく
無事に到着しました。


結局、40という数字は駅について
なるほど!分かりました。

目的地には、40分くらいで着く
という意味だったんです。



これ、私たち日本人だったら、どうなるでしょうか。

普段の会話、思い出してみてください。

駅員さんに質問するとしたら、
「何番線の、何時何分の電車に乗れば良いでしょうか?」
「乗る電車はどれ?」が質問になると思うんです。


「次の駅まで、何分かかりますか?」
とは、聞かないと思うんですが、いかがでしょうか。



40分掛かることよりも、
何時何分発の電車に乗るかの方が、
優先される情報、つまり、言葉の要点になりますよね。


でも、台湾の駅員さんは、
何分後に着くかが、要点になっていたんです。

これ、ちょっとした気付きだと思いませんか?


台湾では、電車を待っていると、
「何時何分に来ます」とは表示されず、
「何時何分後に来ます」とカウントダウン方式で表示されます。


この情報の優先順位の違い、
言葉の要点の違い、ホント面白いなって思ったんです。



同時に、広告宣伝においては、
経過はともかく、効能効果で得られる結果の方が、
優先される文化なのかもしれないと、気付けたことに
今回の旅行の大きな成果を感じました。




美味しいモノを食べて、休暇で行っているのに、
仕事のことが頭から離れない、仕事バカの私でした。






今度はビジネスを生み出すチャンスを求めて、
台湾は訪れたいと思いました。

心優しい台湾の皆さんのおかげで、
この国が大好きになりました。





また行きたいです!!