こんにちは。

今日は、朝から暖かくいいお天気です。

 

さて、

一昨日も、午前中は曇りがちでしたが昼前から日が射してきて、

風も無く温かい1日でした。

今回は、漁師町・浜島を巡るエコツアーです。

夏には海水浴場として賑わう大矢浜を出発して恵比寿が丘を抜けて矢取島(やとりじま)でUターンして商店街を戻りビン玉ロードを周って大矢浜に戻るコースでした。

この時期の大矢浜は、夏場と違って閑散としています。トイレを済ませてから出発です。

大矢浜海水浴場

 

写真を見る限り、ヤシの木があり季節を勘違いしそうです(笑)。

そのヤシの木の奥・・・こんもりした森が”恵比寿が丘”です。

近くに行くと鳥居が立ち階段があります。

 恵比寿神社の上り口

 

この階段を上っていくと恵比寿神社の”鼻かけ恵比寿”です。

 鼻かけ恵比寿

 

名の通り何故か鼻が欠けていますが、その訳は、「地元漁師さんたちが大漁祈願の”おまじない”に持って行ってしまう」と解説版に書かれています。毎年1月には、地元の人たちがこの恵比寿さんを囲んで「初笑い神事」が行われます。

恵比寿さんが左の小脇に抱えているのは真っ赤な鯛・・・大きな目がこっちを見つめているようです・・・「ぎょっ」(笑)。・・・監視カメラじゃありませんから・・・(笑)。

ただし、当の恵比寿さんは、笑いながらまっすぐはるか遠くの海を見つめています。

恵比寿さんの正面

 

恵比寿さんが見る先には、正面に御座岬、右手は太平洋です。つまり、英虞湾の入口です。ここから漁をする出船入船を見守ってくれているんでしょうね。

 

さて、細い道を先に進むと宇氣比神社です。

 宇氣比神社の階段

 

ここでも、海上安全、大漁満足、家内安全を祈る神事が毎年盛大に行われるそうです。

本殿の前を通過して階段を下ったところに鳥居があります。

 

階段を下って右手方向・・・海岸道路に出ます。

 海岸道路

 

道路に出ると堤防の向うに御座岬と英虞湾口が目の前です。そして道路のずーと先には目的の矢取島が見えだします。

 分岐を右へ

 

途中、分岐を右に曲がり更に進むと、

 階段

 

右手に階段があり、ここを下ります。

通路の左手は、三重県栽培漁業センターです。

 三重県栽培漁業センターの裏

 

こちらは、漁業センターの裏手になり、柵越しに養殖のためのタンクやコンクリートで区分された水槽などが見えます。高級食材・・・伊勢エビやアワビなどが育てられているんでしょうね。

 

漁業センターを柵沿いにぐるっとエル字型に回っていくと防潮扉が開いていて船着き場があります。

 船着き場

 

この時期、。船着き場の水は澄んでいて、2メートルほどの海底までよく見通せました。覗いてみると・・・いました!薄いブルーの小魚です。デバスズメでしょうか?いわゆる熱帯魚です。水温の下がる冬場に向かって「大丈夫かな?」などと思いながらいよいよ矢取島に近づきました。

 矢取島への突堤

 

矢取島

 

元々は”島”だったんでしょうね。

今は、突堤でつながっています。

この島は、古くは”大宿島(おおやどりじま)”と呼ばれていて、地名の由来は神話の時代に遡るとのこと。「夫と子供を残してこの地を去った豊玉姫(とよたまひめ)が恋矢文にして届けた島」と伝わっているそうです。ちなみに、豊玉姫は、竜宮に住む竜神の娘だったそうですよ。

 

丁度、潮がひいていましたので島の足元に下りてみました。

 島の足元

 

猫の額ほどの海岸をちょっとだけ歩いてみて引き返しました。

正面が三重県栽培漁業センター、右手の建物は同水産研究所

 

突堤を戻り、栽培漁業センターと水産研究所を左右に見ながら浜島港に向かいます。

栽培漁業センターの隣は志摩市の体験学習館”うみほうずき”です。

 うみほうずき

 

以前、この近くの堤防で魚釣りをした時、ここの”かつおバーガー”を食べたことを思い出しながら、海岸通りに出ます。

 海岸通り

 

で、しばらく行くと、浜島港の魚市場です。魚市場の先を左手に行くと、通路がカラー舗装された商店街に入ります。

途中、八百竹商店の店先には箱が積み上げられていました。中にはカマスやアジが包装され入っていました。

 店先の魚

 

値札を見ると・・・「安っ!」。

急遽、ウォーキングコースは店内へ(笑)。

 八百竹商店

 

八百竹商店は、八百屋さんではありません。魚屋さんです(笑)。

で、”3パック千円”の干物を買ってしまいました(笑)。

干物は、全て店の自家製とのこと。

 

商店街を通り抜けたところで丁度お昼。

今回の参加者は、総勢2名!

6名の予定が、次々とキャンセルとなりましたが、少数精鋭・・・「えいやっ!」で実施しました(笑)。

ただし、人数が少ない分融通が利きます。定番のお弁当ではなく、寒くなるのを見越してコース途中の食堂でのお昼にしました。

 西口屋

 

いかにも地元の食堂という”構え”に引かれました(笑)。

「人気NO,1 元祖西口屋ラーメン」の由来は聞きませんでしたが(笑)「昔ながらの中華そば」は薄口でした。汁もたっぷり飲め身体が温まりました。

気になったのは、テーブルに置かれた魚の形の”メニュー立て”です。

 魚の形のメニュー立て

 

この魚は、フエダイの仲間でしょうか?

聞けば、先々代の作だそうです。どのテーブルのメニュー立ても魚の形をしていて、全て別の種類の魚でした・・・魚種不明でしたが(笑)・・・良くできてましたよ。

 

お腹がいっぱいになり身体も温まったところでビン玉ロードに向かいます。

 ビン玉ロード

 

ビン玉ロードは、ホテルニュー浜島前の信号を左に入った所から始まり大矢浜まで続きます。

 ビン玉ロード
 

浜島は、マグロの延縄(はえなわ)漁やカツオの一本釣りで賑わった港で、ビン玉は、延縄漁の漁具でした。しかし今は、プラスチック製に変わったためここに展示され観光客に喜ばれています。時期になると中に取り付けた電灯が点灯され夜の町を彩ります。

 ビン玉ロード

 

展示の仕方も、場所によって色々な工夫を凝らしています。

 ビン玉ロード

 

ビン玉を伝って行けば自然に大矢浜に向かいます。

 

と・・・カマキリが堤防に、

 堤防のカマキリ

 

我々が近づいても全く動きません。

”日向ぼっこ”でしょうか?

ただ、目はしっかりこちらをにらんでいましたが・・・(笑)。

 

そして、大矢浜に到着です。

大矢浜

 

今回は、4キロ弱と言ったところでしょうか。

出発からお昼までが1時間半。西口食堂を出てビン玉ロードから大矢浜までは約30分。歩行時間は、ゆっくりと2時間ぐらいのショートコースでした。

 

ところで、

大矢浜の防潮堤壁面には、タイルで描かれたこんなレリーフが・・・。

大矢浜防潮堤のレリーフ

 

僕が気に入った3点です。

 ヒラマサ?

 

 クルマエビ

 

 タチウオ

 

志摩市は、「絵かきの町・大王」が知られていて、絵心のある人が多い町です。また、浜島は毎年”イセエビ祭”が開催され、魚をモチーフに描く絵描きさんが多いと聞きます。ビン玉ロードだけではなく、”魚の絵ロード”も町の魅力に加えて欲しいですね。

そんじゃ、また。

しげじい