報告が遅れてしまいましたが、
2011年の活動をもって今のバンドを解散しました。
休止の話も出ていて、その前にもう一度ライブをしたいという想いで話をしていたけれど、
それぞれ新たに目指す音楽の方向があり、
その上で仕事があり、家庭があり…
そんな中では、たった一度のライブをする事も難しく、残念ながら実現には至りませんでした。
しかし、
メンバーが当初、“解散”ではなく“休止”という言葉を選んでくれたのは
それぞれこのバンドを愛してくれていた証であると思うし、
この場所をきっかけに各々が見つけた道を進みつつも、
“またいつでも帰って来られる場所であればいい”という想いもあるからだと思うので、本当に嬉しかった。
だけど最終的に“解散”という結論に達したのは、
自分の気持ちがこの場所に“依存”しすぎていると思ったからです。
休みとはいえ、このバンドを活動拠点と考えている自分は
間で何をしても、このバンドボーカルであるという想いが一番念頭にあるので、
その活動再開を夢見ながら、そこに向かってひたすら歌ってしまう気がしたのです。
他の音楽活動の目標や目的は“二の次”になってしまう気がしました。
…良くも悪くも一途すぎるというか…
きっと不器用すぎるんだろうな。
メンバーと話した結果、
活動再開できたとしても、それは何年先になるかわからないという現状をじんわりと感じ、
活動再開の可能性を中途半端に残す事で自分自身がうやむやなまま数年間を過ごすくらいなら、スッキリと解散をするほうが何よりも一番いいと思ったのです。
バンドを立ち上げた身だし、解散なんてしたくないという想いは誰よりも強い。
だからそれ以上に、
休止からの活動再開への期待や想いは、
誰にも負けないくらいあると思うのです。
『解散』を避ける為の
『休止』という選択。
“心”の為に選んだ結果のはずなのに…
“先の見えない”『休止』という言葉に
逆に今後の自分が苦しめられる気がしたのです。
その結果、
“解散”を決断をするに至りました。
全て自分があまりに弱すぎるのが原因です。
バンドメンバーの一人一人には本当に感謝しているし、
これからも個人的な付き合いを続けていけたらいいなと思います。
飲んだり、
たまにはスタジオに音を出しに入ったり。
大好きなメンバーです。
みんな本当にありがとう。
頼りないリーダーで申し訳なかったです。
でもこの二年半は、青春だったし、人生の宝物になりました。
解散を選んでしまってごめんなさい。
自分にとっては、それを選ぶしかできないくらい、このバンドは大きな存在で、
それに全て翻弄されてしまうほど、弱い小さな自分でした。
ここでたくさんの勉強や経験をさせて頂いた事は自分の財産となったし、
別れの悲しみよりも、出会えた喜びを胸に
これからも多くの事に挑戦し、頑張っていきたいと思います。
本当にありがとうございました…!!
大人数のバンド形態での音楽活動は最後のつもりで一生懸命やってきたので、
今後しばらくはのんびりと活動するつもりです。
一人とか二人とかで自由気ままに。
これから勉強しないといけない事も山ほどあるので、
自分のペースで地味に地道に、末永く続けていくつもりであります。
歌も続けていきますよ~。
MOON CHILDやササキオサムさんの音楽もモチロン。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
2011.12.30 ヒラウジイサム