
最近の3D技術はスゴイね。
年寄り臭い話になるけれど、昔の3D映画って言えば、メガネは左右が赤とか青色だったりとかして、
実際の映像の色も不鮮明だったものだけれど、
これだけ鮮明なカラーの迫力ある映像が、さらにすごく簡単に立体的にも観られる事に感動。
大きなスクリーンも久しぶりで興奮したなあ。
台風がきている朝イチの回だったから、客席は半分くらい空いていたけれど、とても画面に集中できたし。
衣装のちょっとしたほころびの一つ一つや、
キャストのシワの一本一本が、その世界観でバッチリ生きていた。
“黒髭”もいい味出てたな~。
やっぱりベテラン役者のオーラは違う。
ちょっとした表情の変化だけでも、演じているその人物の生き様だとか「魂」が伝わってくる。
えーっと…内容については触れないようにします。
このシリーズを全く観た事がない人でも十分楽しめると思ったし、
メインのキャラクターだけを予め知っておくなら、とりあえず1作目を観てから劇場に足を運べば、倍に楽しめると思う。
一つ気になったのは、パンフレットの写真に一部間違いがあったらしくて、現在刷り直し中だった事。
買えなかった事は別にいいんだけど…
震災の影響で紙も貴重だから、印刷ミスによってどれだけの紙やインクが無駄(資源は再利用はされると思うけれど)になってしまったのかと思うと…複雑な心境に。
売店のおじさんが謝りながら、「ゆっくり映画をお楽しみくださいね」と笑顔で言ってくれたのが嬉しかった。
接客業を長くしていると、相手の雰囲気や空気を読みつつ言葉を選んで、ちょっとしたやり取りの中にも会話のあたたかさをプラスする事ができる。
「ありがとうございました。またお越しくださいませ。」というマニュアル通りのセリフは一番無難で良いけれど、
「ありがとうございました。またお待ちしております。」…と馴染みの方などに使う時もある。
言い回しが違うだけで、意味は変わらないけれど、
“想い”は伝わるような気がする。
“言葉”と言えば、
今日観た映画の中で特に印象的だったセリフがあったっけ。
「ジャックよ。お前の言葉は霧のようで掴み所がない。」
この映画の主人公、ジャック・スパロウというキャラクターが、このセリフに全て詰まっている気がした。
映画は2回目が一番面白い(「…あ!最後のあのシーンは実はここから繋がっていたんだ…」等、たくさんの伏線の発見ができたりする)ので、
機会があればまた観たいと思った。
ボリュームたっぷり2時間半の上映だったけれど、
寝不足気味で心配していた眠気も結局全然こなかったよ。(笑)
皆さんも気分転換に劇場に足を運んでみてはどうでしょうか。