土禁のスタジオ。
ここでまず一番最初に気をつけたいのが…
キミタチ、靴下に穴は開いていないかい、ベイベー?
…であるからして、
まずは全員の靴下チェック。
「ミッチーの靴下、丈、短ッ(笑)!!」とかなんとか言いながら。
まあ、人の靴下を抜き打ち調査しておきながら、自分はちゃっかりおろしたての靴下を履いてきていたりするんだけどね(笑)。
さて。
前回撮るのを忘れていた、ミッチーの“(若作りシール付き)ご高齢エフェクター”の写真をアップ。

↑年代物のエフェクターも、ピンクの小鹿ちゃんシールでピチピチに!
「ギターの“LOVE”も撮って!」との事だったので、ミッチーギター(全体像)と、“LOVE”なシールもパチリと。

ミッチーギター全体像

LOVE。
ミッチーはピンクが好きなんだろうか?
ミッチーはいつも小洒落ていて、それでいて独特のセンスなんだよね。
ああ、そうそう。
そのご高齢エフェクターの代打になれるかどうかはわからないけれど、
昔使っていたBOSSのマルチがあったので、ミッチーにレンタル。

これです。
懐かしい。
そんなこんなで、とりあえずは、ドラム無しで合わせてみる事にした。
うーん…
やっぱりバラつく。
背骨の無い音。
メリハリが無く、ベタ無しの真っ白な漫画みたいだ。
全員苦笑。
でも皆忙しい中、集まっているんだから、無駄な時間にはしたくない。
そのまま続ける。
しかし、これが結構不思議な事に、少しずつ合うようになってくる。
もちろん、危ういし、モタつく所もあるんだけど。
今まではドラムのリズムに合わせて、自分の演奏をこなす事に精一杯だった気がするけれど、
ここにきて、周囲の音を良く聴いて、自分の音を合わせる…という事にすごく神経を使ったような気がした。
もちろん、それぞれの音もよく聴こえるし、アラも目立つ。
けれど、それは個人の問題なので、個々で何とかするとして…。
それよりも、何より今回の収穫は、
周りの音を良く聴く事に意識が持てた部分だったんじゃないかなあ。
音楽を演る上で、それはできて当たり前の事なんだろうけど、実際はこれがなかなか難しい。
ついつい自分のプレイに没頭してしまいがちになる。
一周終えた所で、
ベースF氏がドラムを叩いてくれる事になった。
しかし、やっぱりなかなか大変なようで、1曲叩くとフラフラに。
時間も押しているので、悪いと思いつつも、
「続きまして~…」とか言いながら、休む間もなく連続で叩いてもらう(笑)。
(ゴメン、F氏!)
ドラムK氏のテクニックだとかスタミナはスゴイもんだ、と改めて皆で感動した。
早く元気になって帰ってきてほしいなあ。
そして最後の通しは、再びドラム無しの状態でトライ。
ドラムが無いのは確かに困るけれど、
ドラムが無いからこそ、学べる事はきっとあるはずだ、と判断。
無駄になる事は一つもない。
ピンチをチャンスに変えていこう!
実際、この日のスタジオでグルーブ感が少々アップした気がする。
演奏中のプレイヤー同士の距離も縮まったかな?
とても聴かせられる出来ではないけれど、価値のあるスタジオリハだったんじゃないだろうか。
皆で集まって演る意味が、ここにあるよね。
ただ合わせるだけなら、CDに合わせて個々で演奏していればいいけど、
このメンバーだからこそ、できる事って、きっと一杯あるんだろうね。
実に色んな事に気づかされたスタジオだった。
さてさて。
次回はスタジオ写真をいくつかお送りします。
そして残すは、スタジオ直後のミーティング編。
それでは、また!