
マイギター。
黒のレスポール。
幼少期から歌がすごく好きだったから、
ボーカルがやりたくて、バンドに目覚めたのが今から約15年前の事。
メンバーが見つかって、
初顔合わせの時に急遽ボックスで歌う事になったのだが、
歌ったその日以来、メンバーから突然音沙汰がなくなるという(笑)ほろ苦いバンドデビューだった。
(↑ある意味ノーデビュー。)
『バンドボーカルは上手くないとなれない…!
そういう世界なんだ…。
つまりは…そういう事だ…。』
…と、自分の歌が下手だということに心底気付かされ、ガックリきたんだけど、
一度足をつっこんだバンドに対する想いはもう走り出していた。
「じゃあギターだ…!」
…と安易にパートを切り替える。
(じゃあってなんだ笑)
楽器はクラリネットやピアノをやってたから、その流れでギターもなんとかなる、と考えていたわけで。
そしたらやっぱり…甘かった。
弦楽器の『手首を返す』押さえのポジションが今までの経験にないもので、思うように指が動かない。
なんとか習得しようとレッスンに通ったりもしたんだけど、指のクセが抜けなかった上、
先生に
「そのクセは指の形が関係しているから、100万回練習しても直らない」
と、バッサリ。
結局それでも、バンドにはギターで所属して、お粗末ながらライブはやった。
その時期、苦楽を共にしたのが、このギター。
学生時代のアルバイトの給料で買ったものだから、かなり安価なものだったと思う。
その分、シールドを挿す時にノイズが走ったり、時々急に接触が悪くなったり…と、なかなかの気まぐれな性格に当時は苦労した。(笑)