左官ブログ No.2012「人材育成 技術は決して裏切らない」 | 井上左官工業の現場ブログ

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奈良県の左官屋さん。ジュラク塗り・漆喰仕上げ・掻き落としやカラーモルタル・土塀の修復・塗り替え工事や左官の未来など、日々の現場報告や最新の左官情報などをUPしていきます。

おはようございます。いよいよ仕事納めまで10日。ラストスパート頑張りましょう。さて今朝は昨日の続きで人材育成についてUPしていきます。昨日書いたように、ずっと昔から社会の変化は起こってきていて、技術の進歩などにより無くなってしまった職業などもあった事かと思います。そうして常に時代は動いています。

 

 

そんな中、激動であった明治・大正・昭和・平成にあっても、途切れずつながってきているのが伝統技術「左官」です。そんな長い長い歴史の中で継承され、ずっと必要とされてきたのが「今も受け継がれている伝統技術」であることは歴史が証明している事実だと思います。

 

 

伝統技術というと国宝や文化財などでの左官作業の事だと思われがちですが、実は逆で、誤解を恐れずに言うとそれらは「基礎」です。国宝など文化財の仕事では、素材の吟味、調合の調査研究から始まります。「先人たちはどんな仕事をしてきたのか?」を調べ、負けない仕事をしようと努力します。素材を学び、自ら調合して、塗り重ね仕上げる。それらは実は左官の「基礎」です。

 

 

しかし今の左官業界には、すでに調合されていて「水で練るだけで使える」であったり、「蓋を開けたらそのまま塗れる」という、いわゆる「既調合」ものが溢れています。それに伴い職人の人件費よりも材料代の方が高くなるものが増えてきました。材料代が高くなる。そして人手不足で人件費も高くなる。そうなると左官壁の工事費が高くなる。となると採用されなくなる。

 

 

これは決して良い状況ではありません。長くなりました続きはまた明日UPします。

 

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