今日、かつしか落扇指南所の浴衣ざらいが無事に開催されました。

 

延べで41人の来場でした。

 

最大34人しか入れないことになった会場ですので、途中でお帰りになる方、おいでになる方がいて、常に9割ほどの入りが保たれているという状態でした。

 

おいでいただいたお客様には心から感謝いたします。

 

しかし、指南所のメンバーにはいつも驚かされます。

 

「勘定板」をかけた北海道出身の凡粗Rさんは、お姉さんが某番組の富良野のロケに来ていた田中邦衛さんに会って、握手を求めたら「僕で良いの。僕と握手するとたれ目になっちゃうよ」と言われて感激したという枕をふりました。

 

そこからなんと、噺の登場人物が五郎と純になってしまい、二人の物まねですべて進行するという、稽古で一回もやっていない「勘定板」をしました。

 

次に登場した「あくび指南」の邦衛さんはこの邦衛さんから高座名を付けたようですが、物まねはあまり得意ではないようで、出だし一瞬五郎さんの物まねから入りましたがすぐに真似はやめました。

 

ところが、邦衛さんも稽古とほぼ違う展開で噺をしました。

 

浴衣ざらいは「ざらい」とついているのですからいわゆる稽古の「おさらい会」です。

 

「もう、稽古関係ないじゃん」と入蔵は思ってしまいました。

 

ミッキーさんの「寝床」はいつもと違い、リアル寝床にならない程度の長さでした。

 

どうしたことでしょう(お分かりにならない方は是非「落語 寝床」で検索してみてください)。

 

中入り後、タッチンの大道芸と手品を挟んだ2部は蕎麦助さんの「鈴ヶ森」、清司さんの「初天神」と玄人はだしの高座が続き(来場した入蔵の友人が「あの人プロ?」と聞いてきたくらいです)、入蔵が高座に上がりました。

 

達者な二人と扇好師匠に挟まれた出番というのは入蔵いわゆる「かませ犬」状態です。

 

そもそもFacebookでたびたび「密を避けろ」「不要不急の外出を避けろ」などという内容のWHO の記事を転載している入蔵が、落語会に参加し、落語会の案内をブログやFacebookにあげるというのは全くけしからん話です。

 

そこで、入蔵はこの会が不要不急の催しにならないように「笑うことが免疫力の向上に効果があることの科学的な根拠について説明する」ことによって、この落語会はそういった知識を得、具体的に免疫力の向上に役立つ有意義な講演会、講習会、セミナーであるということにしたいという話をして、その説明を枕にしました。

 

ただしこの説明においては、最後に「もし、噺を聞いて笑えなくとも、笑ったふりをするだけでも免疫力は向上することが証明されているので、そこのところよろしく」ということを強く強調し、「そこのところよろしく」とお願いして入蔵は自分の噺に入りました。

 

入蔵が高座にかけた「青菜」という噺は最後「ふりをする」ということがテーマになっている噺です。

 

この「ふりをする」というテーマと「笑ったふりをする」ということをかけたつもりでしたが、たぶん通じていないのではと思います。

 

悔しいのでここに書いてみました。

 

扇好師匠の「船徳」に続く第3部は例の笑顔さんの「目薬」、何処で茂さんの「お菊の皿」、2部で大道芸も披露したタッチンの「紙入れ」という安定の高座に続き先日ご紹介したじゅく燃さんの長講「大山参り」でお開きになりました。

 

笑顔さんは最後の稽古から本番の今日までの間に、またまた、驚異的に面白い出来事に遭遇したようで、現実に起こったこととは思えない枕をふって、終演後お客さんに随分声をかけられていました。

 

入蔵はこのブログに書きたい誘惑に駆られているのですが、書きません。

 

是非、どこかの落語会で笑顔さんの高座に接することがあったら「病ダレに寺の薬の間違った使い方の話」をリクエストしてみてください。

 

喜んでしてくれると思います。

 

客観的に見て、素人落語の良さが本当によく出た落語会、もとい、良い免疫力向上セミナーだったと思います。

 

では、また(^O^)/