入蔵は、はかない命の代表例として、カゲロウとセミをモチーフにずいぶんたくさん五行歌を書いてきました。

 

 

昨年、岡山の高校生が成虫になってからのセミの寿命について調査し、最長、アブラゼミでは32日、ツクツクボウシでは26日生存していたということを突き止めました。

 

入蔵は1週間が限度だと思っていたのでびっくりしました。

 

調べてみるとカゲロウは成虫になってからは数時間の命ですが、幼虫の状態で2,3年生きているようです。

 

また、セミは幼虫として317年の地下生活を送りますので、卵からの寿命を考えれば昆虫としてはかなりの長寿と言えるようです。

 

これに対して、例えばやぶ蚊は卵から4050日の命ですし、コバエも2か月ほどの命のようです。

 

しかし、カゲロウは昆虫としては長生きだと言っても、前述のように成虫としては数時間の命です。

 

そして、成虫になるとその数時間に食事もとらずに交尾し産卵して死んでいきます。

摂食しないので、成虫の口は退化してほとんど摂食機能を持っていません。

 

カゲロウは生きた化石と言われ、3億年もの間命をつないできているのですから、人間ごときに「はかない命」と言われたくはないでしょう。

 

でも、入蔵はカゲロウの命を「はかない」と表現してきた、自分の五行歌はそのまま直さずにしておこうと思います。

 

生き物の命を「はかない」と表現するとき、その時間的な長さは関係が無いように思います。

 

「はかない(儚い)」という言葉を辞書的に調べると、その意味はたくさんあり

「はかないどころではない」ようです。

 

もちろん若くして亡くなると、命の儚さを強く意識しますが、どんなにお年を召した方についても、例えばこのコロナウィルスによる感染症での訃報を耳にすれば早世した方と同じように、その「命の儚さ」に胸が痛みます。

 

不慮の事故、病には避けがたいものもあるのかもしれません。

 

それでも、どうにか避ける手立てがあったのではないかと思わずにはいられません。

 

コロナウィルスによる感染症(COVID-19)は肉眼では見えないウィルスによる感染症です。

 

けれど、このウィルスは、少なくとも、いわゆる飛沫核感染(空気感染)はしないことが分かっています。

 

飛沫感染を防ぎ、十分な手洗い、消毒をすることで感染を防ぐことができるということが分かっているのです。

 

ですからこれらをおろそかにして「命を儚くすることのないように」していきたいです。

 

歯科医院では日頃からスタンダードプリコーション(標準予防策)ということをやかましく言っています。

 

感染症の有無を問わずに、基本的な感染症対策を講じているのです。

ですから、この感染症に対しても、いつもと変わりなく接して大丈夫なはずです。

 

しかし、入蔵の歯科医院でも、拝見する患者さんの数を減らし、お一人にかける診療時間を短くするなどしているのは、最近のこのブログに書いてきたとおりです。

 

先日書いたのと同じようなことをもう一度書くことにします。

 

今のところ、コロナウィルス(SARS-CoV-2)による感染症(COVID-19)に著効な治療法(薬)、ワクチンはありません。

 

誰にでも、いろいろな事情があるでしょうし、自粛要請が解けたらしたいこと、しなければならないことがたくさんあると思います。

 

でも、決して油断せず、自分ができる限りで良いので感染症対策は今まで通りしてください。

 

感染の確率がどんなに低くても、自分が感染してしまったら、自分にとっては100%の現実なのだということを忘れないでください。

 

自分の命はもちろんのこと、誰の命をも「儚いもの」にしないよう気を付けていきましょう。

 

時間はかかるかもしれませんが、必ずこの状態は克服できます。

 

それを信じてもう少し辛抱しましょう。

 

入蔵も「できない辛抱」をもう少ししていくつもりです。

 

では、また(^^)/