元禄2327日の早朝に松尾芭蕉は「奥の細道」の旅に出ました。

 

新暦の516日です。

 

江戸時代、東北に向かう旅は、困難と危険を覚悟しなければ出られない旅でした。

 

今日、東京は雨です。

 

憂鬱になる人、少し涼しくなって快適と思う人、それぞれでしょう。

 

そんな日に入蔵は目に見えない危険を避けて家にいます。

 

でも、「歯ぐきが腫れた」という方がいらっしゃって、午前中は仕事をしました。

 

入蔵は患者さんを拝見する時、基本的には、身内に接する気持ちで向かい合うことにしています。

 

実際に身内だったら、「判断が鈍ることもあるのではないか」というご批判もあろうかとは思います。

これが正しいと強く主張するつもりはありません。

 

しかし、今のところ、入蔵はこの姿勢のままで行こうと思っているのです。

 

歯科の治療は、お医者さんのように「生死に直結することは少ない」のは事実かもしれません。

 

でも、確率的に少ないだけです。

 

どんなに確率的に少なくとも、それが起こった場合、その患者さんにとっては「100%の現実」です。

 

ですから、つい先日のブログに書いたように、仕事中は常に緊張しているのです。

 

いま、色々な地方で「自粛解除」になろうとしています。

 

「一人が感染させる人数が、何人以下になったら」「一日の感染者数が何人以下になったら」という「基準」を示すということが「自粛解除の要件」と考えられているようです。

 

実際問題、生活が成り立たなければ「死活問題」です。

 

しかし、どんな基準を示されても、「感染したら、その人にとっては100%の現実」であって、現況では「生命の危険」にさらされるのです。

 

残念なことに「自粛解除した結果起こったこと」の責任を取ってくれる人はいなさそうです。

 

偉い人の中には「そんなことより、気になることがある」人もいるようです。

 

何か起こったら、「だから、ライフスタイルを変えろと言ったでしょう?」と言われてしまうのかもしれません。

 

こんなことを言っている入蔵も、本当は、「感染のリスクを冒して、今日も働いてくださっている方々のおかげ」で、家にいられて、のんきにブログを書いていられるのです。

 

本当に悩ましいです。

 

でも、入蔵に今できることは、なるべく家にいて、自分の体調を整え

 

 

「今日、診てもらえますか?」と不安そうに問い合わせをしていらっしゃる方に「やっています。ただ、他の患者さんのいらっしゃらない時間帯においでいただいています。○○時で良いですか?」とか

 

「自分やスタッフ、同居家族に感染者が出ず、マスク、手袋、アルコール等が必要量手に入る限りは、診療は継続するつもりですから、ご安心ください」という対応ができるようにすることくらいなのです。

 

ささやかなことでも、現実的にできることを地道にしていくほかに道はありません。

 

人それぞれに事情もあることですから、完璧に対処することは無理です。

 

でも、できる範囲で、もう少し、辛抱していきませんか?

 

今日、食料以外の売り場が再開したデパートのニュース映像が、テレビで放映されていました。

 

デパートの中には売り上げの減少に苦しんでいるところもあるようですから、ある面では喜ばしいと言えるのでしょう。

 

ただ、売る方も買う方も、節度を持った対応をしてほしいです。

 

情けないことですが、入蔵はいつもひいきにしているデパートが営業を再開しても、今の経済状態では楽しい気持ちで買い物には行けそうもありません。

 

買い物しなくともデパートは楽しい場所です。

 

「新しいライフスタイル」では、今後、買い物しないのにデパートに行くのは「不要」なことで「してはいけない事」なのかどうか、入蔵は今、気になっています。

 

「なんてのんきな」とお怒りの方もいらっしゃるかもしれませんね。申し訳ありません。

 

さて、1951年の今日、日本のWHO加盟が承認されました。

 

コロナ禍に世界が一丸となって立ち向かわなければならない時に、その中心的な役割を担うこの組織をめぐって愚かしい諍いがあるようです。

 

偉い人たちが馬鹿なことをしているのは本当に困ったことです。

 

でも、私たち一人一人が、良識を持った行動をし、偉い人がやらないなら、私たち一人一人が自分のできる範囲で、今より少しでも多く、人を思いやる行動をとるようにすれば、それはきっと、世界が一つになって、未曽有の難局に立ち向かう力になるのではないでしょうか。

 

それが、コロナ禍を克服する力になると信じていきましょう。

 

では、また(^^)/