卒業してから四十年

年賀状を交わしてきた

師から届いた

年賀状卒業宣言

先生、僕、留年します (五行歌集「瀲 唐鎌史行著 彩雲出版 2015年)

 

入蔵の中学二年の時の担任から上記の五行歌に書いた年賀状をいただいて10年になります。

 

入蔵は留年したおかげでこの間、先生から9通の年賀状をいただきました。

 

この間に先生は奥様をなくされ、入蔵は妻が亡くなったとき、先生にはお知らせせず、年賀状を先生にだけ出したのです。

 

その先生から今年2度目の卒業宣言が来ました。

 

「失礼ながら今年で賀状での挨拶をおわります」ということです。

 

前回の時、入蔵は「留年しますが、勝手に留年するので、先生はお賀状のご心配はなさらないでください」とお願いしたのです。

 

それにもかかわらず、先生は年賀状をくださっていたのです。

 

入蔵はもう留年できないかもしれません。

 

入蔵が来年、年賀状を出したら、先生はお困りになるでしょうか?

 

難しいところです。

 

入蔵は2018年の元日のブログを知人(父の恩人)の

「忘れてはいない喜び年賀状」(葉月)

という俳句の引用から始めました。

 

年賀状をこういう思いで受け取っている方もいます。

 

昨年、友人から「賀状のやり取りをやめる」というハガキをもらいました。

 

本当のことを言うと、特に、近況など書いていなくてもいい、手書きの部分もなくてもいい、友人がとにかく入蔵と一緒にこの世界で生きていることがわかり、差出人の名前を見て、懐かしくその友人のことを思い出せるだけで、入蔵はうれしいのです。

 

多い時には毎年、400枚くらいいただいた年賀状も今年は100枚くらいになりました。

 

入蔵が世間を狭く生きている証明かもしれません。

 

葉月さんの俳句に込められた思いが、いつしか「入蔵の気持ちそのまま」になるのでしょうか?

 

人生100年時代と言われています。

 

2007年生まれの日本人の半数が107歳まで生きるという推計もあるようです。

 

誰もが、SNSを自由に扱える時代が来れば、「年賀状」はいらなくなるのでしょうか?

 

入蔵は高齢になって「年賀状じまい」のお知らせをするときに「年賀状でのご挨拶は今年で終わりにいたしますが、くださる分には喜んで頂戴します」というあいさつにしたいと思います。

 

入蔵は来年も留年するかどうか、1年かけて考えたいと思います。

 

令和2年が皆さんにとって幸せな年になりますように。

 

では、また(^^)/