ジョディさまポジション
いつも、色々な方のお写真拝見していて、
その人の「イメージ」の顔ってあるんだなあ・・・と思います。
それって、受け取る側それぞれに、違うものかも。
この方のお写真、特にそれを強く感じました。
とてもきれいに撮れたお写真でも「これ、違う人じゃない?」
というような印象のもの、多かったです。
このお写真なんか、自然でいい感じですね、
フランス語も堪能の才女にして、演技派女優、ジョディ様。
しかし、私の中で、微妙な立ち位置の女優さんです。
別に、ヒラリー・スワンク様のように「男みたい」ってわけじゃない。
でも、スワンク様より一層に「色気」が感じられない、
「ジョディ・フォスター」という、独自の立ち位置?
美人顔の写真だと、こんな感じがいいかな。
少し、グレタ・ガルボ様タッチ?
ガルボ様も、色気というより、知的で固い面があるあたりも共通かも。
3歳にしてCMにご出演。子役としてご活躍。
1976年、アラン・パーカー監督作品「ダウンタウン物語」
クラッシック映画へのオマージュで彩られ、再現された、
配役全て子役という、ご機嫌でおしゃれなギャング・コメディ・
ミュージカル映画。
コットンクラブを思わせるようなキャバレーの歌姫、
ギャングのボスの情婦、タルーラ役のジョディ様。
同年の「タクシー・ドライバー」と共に、
一番色気があったのがこの時代?
お酒がジュースだったりするのがまた、素敵。
♪マイネーム イズ タルーラ~♪と唄われるジョディ様のあでやかさ。
演出中のパーカー監督。
子役のみで撮られた映画といえど、「大人じみたませた子供」じゃなくて、
本物の「役者」揃いで、お芝居自体は大人の芝居の演出なのがすごい。
大人の俳優さんで撮って、何の問題もない所を、
子役で撮ることで、ただの「昔の映画の再現」以上のウィットを出した、
アイディアに拍手!
サイレント映画時代の王道、パイ投げも再現して下さって。
ああ、また観たいな。
マーティン・スコセッシ監督作品「タクシー・ドライバー」では、
12歳の少女娼婦アイリス役。御歳13歳。
この年に、ジョディ様の一生分の「色気」は消費された?
いや、1984年、トニー・リチャードソン監督作品
「ホテル・ニューハンプシャー」はまだ女らしかったか。
↓ どんなコスチュームでも、生まれながらにして、
全身お色気ありのナスターシャ・キンスキー様との、
1988年、アカデミー主演女優賞受賞の、
ジョナサン・カプラン監督作品「告発の行方」は、
映画も素晴らしく、ジョディ様も印象に残ったけど、
マリファナを吸って、レイプされるという役柄と、
硬質な持ち味のイメージが全く合わなくて・・・
再度、アカデミー主演女優賞を獲得された、
1991年、ジョナサン・デミ監督作品「羊たちの沈黙」
名パロディ写真を発見したので、思わず拾っちゃいました。
そう、これ、正しいジョディさま使用法。
のっけの、FBIの訓練、ジョギング?シーンからイケててウキウキ。
頭脳明晰で真面目なFBI捜査官クラリス役。
いつも、軽く額にしわを寄せた顔。
クラリス大好き、精神的にいじめたい、楽しい!の、
ハンニバル・レクター博士=アンソニー・ホプキンス様との、
コラボレーションが素晴らしい。
神経質で融通がきかない、まっすぐさ。
どこか田舎っぽさがある、洗練されていない、
原石のような美しさ。レクター博士、めろめろ。
「納涼」シリーズで・・・と思ったんですが、
その切り口は、ホプキンス様からでないとね、で延期。
あまりにぴったりなキャスティングだったので、
続編で、クラリス役を、マダムなお色気が消そうにも消せない、
ジュリアン・ムーア様っていうのが、ちょっと説得力を欠いちゃった。
↑ こうなって来ると、もう、ホプキンス様さえご出演ならば、
どうでもよくなってくるけど。
やはり「ハンニバル」までは、羊のキャストそのままで行って欲しかった。
↑ 「あの役で写真を」の今一度のセッション、素敵。
(写真をクリックして頂くと、鮮明な写真が見れる筈)
そんなジョディさまなので・・・
かな?こういう感じならいいんですよね。
確かに男優さんでは出ない味はあるけど、色気とは違う。
1956年、アンディ・テナント監督作品「アンナと王様」は、
や・・・やめて~~~~~、ジョディ様の縦ロール~。
チョウ・ユンファ様だあ、と観に行ってしまいましたが、
確かに、アメリカの上から目線お伽噺とはいえ「王様と私」があるし、
もういいじゃない、デボラ・カー様の現実離れしたドレスの踊りで、
話しは終わりにしとこうよ?
美人だけど、ロマンチック路線のコスプレは今ひとつの、
ニコール・キッドマン様と、東西横綱張れるかな?な、
ドレス似合わない女優、ジョディ様。
これも駄目だって。ギャラがよ過ぎたのかな。
にしても、やらせる方もやらせる方だわ。
こういう写真のモデルは、シャーロン・ストーン様でお願いします。
誰が勧めたの、このパーマ!駄目でしょう。シャツも。
↑ こういう感じでしょ、ジョディ様のポジションは。
↓ レクター博士に愛される感じ、それこそジョディさまにぴったり。
2002年、デヴィッド・フィンチャー監督作品「パニック・ルーム」
そうそう、これがジョディさまの正しい立ち位置。
子供を守るべく闘う、頭のいい母。夫は別居中だし、
殆ど出番がないというのも、上手い。
驚いたのが、この役、初めニコール・キッドマン様の予定だった事。
「ムーラン・ルージュ」撮影中の怪我で降板されたそうで。
ここに、東西横綱が繋がってた。
あ~あ、キッドマン様、「ムーラン・ルージュ」より、
こっちの方が似合ってたのに。たぶん。
↓ でもって、2005年、
ロベルト・シュヴェンケ監督作品「フライト・プラン」
既に、定着したのか?子供を守るべく闘う母。
案外お好みが、少女趣味な面もおありですので、
周囲の製作陣の方々、くれぐれもジョディ様のポジショニング、
さまよう羊にならないように、牧羊犬、お願いいたします。
「失礼な!」byジョディ様?