百鬼夜行通る
お江戸・浮世絵。
大好きな浮世絵師・歌川国芳。
中でも、猫の絵と・・・
妖怪。歌川国芳に限らず、日本の妖怪は妙に可愛い?気がします。
猫妖怪、笑ってるし・・・
で、好きな漫画があります。
今市子さま作「百鬼夜行抄」(1995年~)
妖怪たちと交流していた祖父、幻想作家・飯嶋蝸牛の血をひき、
魑魅魍魎と交流できる主人公・飯嶋律を中心としたお話し。
(いつもながら、おおざっぱな・・・)
どこか飄々としつつ、しみじみとした、
今市子さまワールドがいいのですが、
何と言っても、大好きなのが、主人公の使い魔、
文鳥好きの作家の本領発揮の、
どっから見ても文鳥の尾白と尾黒。
そして、実は既に亡くなっている、主人公の父の、
身体を借りて暮らす、青嵐。
何かの時は、お父さんの身体から出て来て、
主人公を助けます。好物は魑魅魍魎。
これは蝸牛と青嵐ですね。
主人公の従姉の飯嶋司ちゃんはお酒好き。
彼女が家に来る時は、尾白・尾黒が酒盛りを楽しみにしています。
その、酒盛りを楽しみに読んでます。
映像化もされているようですが、
こういう世界の実写版は、かなり難しいでしょうね。
坂田靖子先生の、あっちの世界との交流話しも好きです。
亡くなった姫君がとりついた犬の「わらわ」と、
いい感じです。
王朝ものもいいですね、「来年のことを話したら鬼が笑う」
・・・というのは本当か?と、試してみる貴族の話とか。
こちらも、あっちの世界と交流出来る主人公。
坂田靖子先生と同じ、金沢漫画家陣のひとり、
波津彬子先生の「雨柳堂夢咄」
50の誕生祝いに、3冊プレゼントに頂きました。
いい、後半世紀のスタートです。
全く妖怪も幽霊も出て来ませんが、
小学生の時分、父に買って貰った漫画。
わたなべまさこ先生の「ガラスの城」
おそらく、1巻の表紙のかわいらしい絵を見て、
買い与えたのでは?あ~あ。
何となく、ここら辺が、自分の嗜好を形作った気が・・・
けなげで清らかで上品な主人公マリサ。
を、とことん虐げつくすイサドラのファンだった私です。
どうも、昔から美人に弱いのかも。
わたなべまさこ先生。お美しいです。
絵柄に通じる容姿でらっしゃいますね。
最近になって、「あの隠し部屋に閉じ込められたマリサが、
血文字で書いた手紙、あれは結局どうなった訳?」
と突っ込んでくれる友人を得ました。
なかなかに嬉しいことです。