3つの発見 | 囲炉裏端のブログ

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伊豆・松崎町は、観光資源に恵まれているところです。町への思いを具現化するため、互いに情報交換をよくし、住みよい町づくりを目指します。







 わずか半月のほどの出来事である。他人から見れば自惚れと思われるかも知れないが凄い3つの発見があった。これも日頃デジカメ散策をしているお陰である。

 一つ目は、人命救助ともいうべき殺人的植物:蛇結茨(じゃけついばら)である。この木は幹といわず枝葉まで鋭いトゲがあり、着衣といわず肌にまで粘着テープのようにまとわりついてくる。もし子供でも触れようモノなら、パニックとなり全身創痍、殺人ともなりかねない。

 この発見も河川にアシが生い茂り、鮎釣り・川遊びもできないことから「アシガリ隊」を結成したことに始まる。大勢の作業となると前もって作業の手順を考える必要がある。

 そこで若者と現場の視察におもむく。すると鋭いトゲが我が身を引っ張るのである。このまとわりかたは純情でなく、まさに殺人的だったのである。

 そこで次の日、自分一人で刈り取ることにする。だが幹を掴むこともできず、ノコギリで切るのも四苦八苦状態であった。それを少し離れた場所に運ぼうにも葉先をもとうにも運べない。それでも時間をかけて何とかすることができた。

 また、そのままにしておくと作業の妨げ、怪我をさせることから燃やすことにする。これもまた大変な作業であった。それでも大勢で作業をするときまでに処理できたことは幸いというより他はない。皆様もこのような樹木があることを知っていただきたい。

 その次は、「右近の橘」が枯れていたことである。我が町の名刹:浄泉寺の「桜と並ぶ橘」が無様に枯れている。これも若者に町のガイドを伝授しようと歩いている時のことである。

 その対となっている前に来て、自慢げに「右近の橘、左近の桜」を説明しようと見上げると枯れていたという具合だ。この町の文化水準を示す「言われ木」なのにこの有様、がっかりしたことは言うまでもない。いま二代目となる橘を探してくれるようお願いしている最中である。

 その三は、なぜ「川海苔」が着かなくなったかの発見である。昨日もいつものながらデジカメ散策をしていた。最近、鯉が少なくなったなあと思いながら、3匹ほどの鯉にカメラを向ける。そしてPCに画像処理をして眺めると、川底が写されている。本来なら川海苔の緑色が目立つのだがそれがない。

 砂と土の細かい粒子である。川海苔は多少突起物がなければ付着しない。それに潮が当たって酸素が供給され、育つモノだと思う。そのための突起物のあるブロックなどを設置しなければと思う。

 松崎町の川海苔は、四万十川と並んで有名である。これを再生することも重要なポイントであることはいうまでもない。