このほど・かかりつけ湯協議会から「伊豆文学散歩」という冊子が刊行されました。定価500円+税です。
副題に「本を片手に伊豆めぐり」とあります。内容の濃い冊子で、この一冊をたずさえて伊豆の旅行を楽しまれたらと思います。
とくに川端康成の「伊豆序説」の記述
「伊豆は詩の国であると、世の人はいう。
伊豆は日本歴史の縮図であると、或る歴史家はいう。
伊豆は南国の模型であると、そこで私はつけ加えていう。
伊豆は海山のあらゆる風景の画廊であるとまたいうことも出来る。
伊豆半島全体が一つの大きな公園である。一つの大きな遊歩場である。つまり、伊豆は半島のいたるところに自然の恵みがあり、美しさの変化がある」と。
なお、「大地の光と伊豆文学」の節があり、ジオパークに触れている。必読の良書です
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