「かわいそうなぞう」という絵本があります。超有名なのでご存知の方も多いと思いますが。
悲しくて、辛い話です。
太平洋戦争中の東京・上野動物園で、動物が戦時猛獣処分令を受けた時の実話を元にしています。
ゾウを殺処分するのに餓死させることにするんですが、水もご飯もあげないからゾウたちはだんだんと弱っていく。それでも痩せ細った身体で、餌を貰うために必死で芸をするんですね、可愛がっていた飼育員さんたちはそんな様子を見てどんなに辛かったかな。自分が死んだ方がマシな位、胸が痛んだんじゃないでしょうか。
もう本当に、心から戦争が嫌だ。

そんなレベルではありませんが、うちの糖尿病の猫は、栄養が上手く取れないからいつも空腹で、私の顔を見るとご飯をもらいたくて目の前でゴロンとしてお腹を上にします。
撫でていいよ。
だからご飯ちょうだいね。
といった感じで。
そんな様子がかわいそうなゾウとシンクロしてついついおやつをあげてしまいます。
この前の受診日には空腹の原因が甲状腺ホルモンに問題があることも考えられるとかで、現在検査中です。
心音もすっごくドキドキが早くてそれも甲状腺に関係するサインかもとお医者は言っていました。
ただ病院怖くてドキドキしてるのだと思うけど。
問題有りなら内服薬の服用で、そっちが治ればインスリンの効きも良くなるかもしれないそうです。
でもね、新たな薬で別なところがまた悪くなると嫌だなぁ。

問題ありでなければいいなと思う一方で、問題が見つかればそこを叩ける。悩ましい。




撫でていいよ