生理学的に自分の意のままに動かせる神経を随意神経・体性神経と呼び、意のままに動かせないのを不随意神経・自律神経と呼ぶ。
筋トレでやる運動は体性神経を使うわけですが、筋トレの効果を引き出す筋肉をつけて筋力を強くするのは自律神経の作用だ。
よく、呼吸が体性神経と自律神経の二重支配で、意識的にも呼吸できるし、無意識にも呼吸すると言われているので、自律神経のコントロールに呼吸がと言われる。
しかし、実際に自律神経のコントロールという意味では、筋トレほど自律神経のコントロールを必要とするものは無い。
要するに体性神経で運動をした影響をいかに自律神経に伝達して筋肉を発達させるかを考えなければならない。
ただ、筋肉がつくのをイメージしたところで、筋肉がつくことは無い。
いかに、自律神経が筋肉を増強するような刺激を随意的に与えるか。
これこそが筋トレの肝である。
自律神経を正しく機能向上へ向けて活動させる刺激を与えるかを考えて、自分の運動でコントロールする。
これ以上の自律神経訓練法があるだろうか。