小人閑居して不善を為す | 筋肉ドクターの気まぐれ日記

筋肉ドクターの気まぐれ日記

Killing Timeに日記を書き候

 

 

医師の学会など行くと、最近の知見が学べたりするわけです。

 

私は一時期、外傷治療についていろいろな方法があり、何が正解なのか迷った時期があった。

その頃外傷の学会など行くと、皆さん私はこうする、私はああするとか、良い結果を示したりするわけです。

そして、私の至った結論。

外傷は同じ怪我は無いので、自ずと答えはない。

自分が最良と思う方法をやれば良いと学んだ。

 

アキレス腱断裂なんて、杏林大学とかが頑張って、手術してもしなくても、スポーツ選手なら競技復帰までの時期は変わらず、治癒率も再断裂も大差ないと示した。

しかし、フロアの先生に座長の先生が、では皆さん患者さんが来たらどうしますか?と聞くと、ほとんどの医師が手術をすると挙手した。

そりゃ、治療で設けると言う意味では、手術の方が大きいですからね。

手術できない開業医先生などが、しない選択をするかな?ってことでしょうか。

 

私は筋トレで筋トレ道具以外に使うものって靴しかないなと、靴について学会へ行きまくったこともある。

そこで学んだこと。

安かろうが高かろうが、自分にあった靴が一番良いと。

正常歩行というものはない。正常歩行にパターンは無いので、正常はどれと言えない。

異常歩行が逆にパターンがあるので、ワンパターンでしか歩けないのが異常歩行ということ。

なので、良い歩き方は無いというのが、私の結論。

 

腰痛の学会などは、大学から最初に出向した病院が脊椎専門だったこともあってよく行った。

最初に行った学会で衝撃だったのは、椎間板性の痛みがあるかと学会の先生方が議論していたことだ。

椎間板ヘルニアなんて腰痛の代表疾患で、外来ではこのヘルニアが神経を圧迫してとさも当然のように言っている先生方が、椎間板のせいで痛みが出るかって議論していたんです。

その後もEBM花盛りで、意味が分かりましたけどね。

それなのに、日本整形外科学会は腰椎椎間板ヘルニアの治療ガイドラインなんて出してますからね。

 

と、医師といえども、お金に流されたり、風潮に流されたり、二枚舌だったりするんですよね。

しかし、意外と学会では本音を話したりされるわけです。

本音を聞くのが面白かったりします。

 

一度、アキレス腱の保存治療の講演をした先生に、先生は保存治療メインでやってるんですか?と聞いたら、手術メインって言うてたのは、学会でも本音で話してないなと思ったね。

 

まあ、医師も人間ってことで。