沿道のお手振り | ていねいに暮らしたい。ささやかに、でも幸せで。

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なんていうことのない、当たり前の平穏な日々を過ごすことが、一番簡単で一番難しい。明日が来るというのは当たり前じゃない。そんなことをつらつら考える。生きるって楽しいと思えるような毎日だといいな。

今日は時間があったので、皇太子さんと雅子さんが車で通るというのを、沿道に見に行ってました。

15年ぶりの雅子さん。実はその時にも歩道から追っかけしたのでした。

結構ミーハー(笑)。

お昼休憩の子供と一緒に待つこと数分。

最初は本当になんてことない沿道で二人で立っていたのです。道沿いならどこも見放題とばかりに。同じように考えたらしい人がちらほら居ました。

そしたら白バイが二台やってきて、『お手振りを見にきたのか?』と問われ、そうだと言うと、決まった場所があるのでと移動を促され、少し離れた施設の沿道に行かされました。

へ〜、どこでも見るわけにはいかないんですね。15年前は県庁前の歩道を右往左往して見たので、こんなにしっかり規制線を張っているとは思ってもいませんでした。

そこは医療施設なので患者さんらしき人たちが車椅子でズラリ。介助のスタッフもズラリ。

警察官が事細かに沿道での振る舞いをレクチャーします。

小さい日の丸の旗を施設の人たちが準備していて、最前列の車椅子の人たちなど居る人に渡しているのですが、それは胸の前で小さく振ることだとか、3分前には3とドアに貼った車が先導するので、それを見たらもうすぐだということ、黒塗りの先導車の次が皇族の乗る車だということ、最後尾のZ.という紙をドアに貼った車が行き過ぎて、警察官が解散というまでその場所を動かないこと、写真は撮ってもいいけれどフラッシュは焚かないことなど、決まりごとのいろいろにちょっとオドロキ。

こんな風に出来上がったマニュアル通りに振舞うことを求められるなんて思ってもいませんでした。

日の丸の振り方なんていちいち決めることなの?幼稚園児みたい。

結局、20分以上待って、わずか10秒足らずのお手振り見学となりました。

次沿道に見にいくとしたら、もう天皇皇后両陛下って立場になるんでしょうか。

15年前の雅子さんも今日の雅子さんも綺麗でしたが、年齢やいろいろなことを経験された落ち着きというか 、重みを感じました。私もおんなじように年とっちゃったんだな〜。自覚に欠けるけど(笑)。