翌朝目が覚めて
携帯を見たら
早朝にメッセージが来ていた。
甘いの買ってくるから
仲直りしよ。
分かってない。
私の気持ち、分かってない。
全然通じてないじゃん。
そう思いながら
だけど一体私は
何が気に入らないの?
と自分に聞いた。
もう1人女がいる。
その件はグレー。
目をつむる?
いや、一応信じる。
奥さんと出かけたこと?
そんな事、いくらでもあるだろう。
仕方ないけど
納得できる。
だって彼は私の所有物じゃない。
きっと私は彼から
思いやりがなかった事に
拗ねている。
多分そう。
なら、甘い物とセックスで
許せるよね?
許す許さないじゃないけど
ほかの女に負けない
セックスで
私じゃないと
ダメな身体にしてしまえばいい。
単純。
分かってる。
これは駆引きなんだ。
失わないため、彼が好き。
そこが揺るがないなら
ダメな女はダメなりに
唯一の女になれるように
頭を巡らせるしかない。
私は
うん。
とだけ返信して
翌日の逢瀬に備えた。
いい匂いのボディソープ。
全身に化粧水を塗り
浸透したらボディクリーム。
シーツもタオルも枕も
丸洗いで
好きな香りの柔軟剤。
で、セルフで中の中まで
マッサージをして
柔らかく弾力があるように。
濡れやすいように。
当日の朝も同じ工程。
彼を迎える準備をした。

