私の携帯電話の用途は、通話はほぼ待ち受け、でメール主体だったこともあり、自分にとってスマホはまったく必要がなく、ずっとフィーチャ―フォンを使い続けておりました。新規契約者に大盤振る舞いしつつ、結局月々の使用料に上乗せさせていたキャリアの姿勢に疑問を感じてもいました。

そんな私ではありますが、実はMVNOの格安SIMを運用し始めてから一年近く経っておりました。この間、ガラケー&スマホの2台体制、かさばりはするものの、特に都市圏においては非常に有用なツールとして重宝しておりました。

キャリアのスマホ1台持ちと比較すると、通話用とネット用に分けることで電池の持ちもよく、使用料も2台合わせても半額以下に収まります。縛りもありません。

通信制限も私の使用法ではあまりデメリットには感じませんでした。自宅ではもちろん、出張中もホテルの有線LANを無線化し、WIFI接続。

このところ随分と一般認知されつつあるようで、競争の激化によるサービスの向上でユーザーとしてはうれしい限り。昨年秋には、デジタルには縁遠い知人のおばさま2人にも教えて差し上げ、今ではLINEをガンガン使っておられるようです。

さて、東京からの出張から戻ってきてみると、急に使用頻度が落ちたことに気づきました。田舎の時間の流れということにしておきましょう。

前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

先日、不慮の事故でスマホが瀕死の重傷とあいなりました。キャリアの契約と異なり、スマホ本体は実費で購入しています。修理も実費となります。ここが格安SIMの痛いところ。

瀕死の重傷、とはいっても、中身は正常に動いております。液晶が割れてしまい、表示されている領域が上部3割ほどしかありません。タッチパネルゆえ、操作もできません。

そこで変換アダプタを使い、PC用のマウスを挿してみました。見事認識し、ポインタが表示されました。動かすことができますが、画面の大半は真っ黒なので、マウスを微妙に操作して手探り(勘)でクリック。大半は誤爆。…とても耐えられないので、MHL対応HDMIアダプタを買ってきました。テレビに接続すると、見事大画面に表示されました。やった!わーい。

…あれ?

このままでは操作できないことに気づきました…。テレビに映った画像のボタンの位置関係を把握し、マウスのケーブルにつなぎかえます。操作できるが画面が見えない、表示されるが操作できない…これをひたすら繰り返すことで、なんとか操ることはできました。しかしこれはモバイルとは言えません。それ以前の問題です。そういえばこのスマホ、BLUETOOTH対応でした。ということでBLUETOOTHのマウスを購入すれば、見事解決!と思ったものの、さすがにもうそこまでするのはやめにして、新しい白ロムを注文しました。

ようやく届いた新しい機種はとても快適です。なんと液晶画面に表示されると同時に指で操作することができるのです!新型CPUのサクサク感以上のインパクトでした。

ただ、旧機種のアプリのデータ引き継ぎだけは、上記の作業を根気よく行いました。


HDMIアダプタとBLUETOOTH対応マウスは一家に一台ずつ常備しておきましょうね。


MHL変換ケーブル 2.0m


Bluetooth(R)4.0対応5ボタンBlueLEDワイヤレスマウス