福島市内のとある幼稚園にて放射線除染作業の打ち合わせに立ち会っていた際、いかにもお役所的風貌の3人組が現れた。
STONE SCULPTURE-JAEAガイガーカウンター
胸にはJAEAの文字。なるほど、最近よく耳にするIAEAの日本版なのかな。まったく存在を知らなかった。茨城から来られたとのこと。
STONE SCULPTURE-JAEA
文科省の委託を受けて、先月から福島市内の小学校や幼稚園約1600カ所を調査し、現在はその中でも監視が必要と判断された55カ所を定期的に計測しているということだった。偶然にもその場に立ち会えたのは幸運だった。敷地内で前回と同じ場所5カ所について、1mと50cmの空間線量を計測。

STONE SCULPTURE-JAEA放射線測定
測定機器での空間線量の値は、当然ながら地表に近いほど高くなる。上の写真のすべり台の近くが一番高い数値だったのは気になる。1mで2.6μSv、50cmで3.0μSvだった。文科省の暫定基準3.8μSvは下回ってはいるが、あの基準そのものには国内外から批判が噴出している。各省庁は自分の管轄内に対してだけの数値をはじく。文科省なら学校生活に関してだけ。農水省なら作物だけ。当たり前のことだ。が、生活する者としてはそれら全体を考慮しなければならない。不可思議な数字のトリックが意図的かどうかともかく(トリック=意図的か…)存在する。ともかくこの場所が高い数値の環境下であることは確か。前回計測した数値と比較すると場所によってはあまり変化がない。素人考えに推測すると計測されたのはセシウムがほとんどなのではなかろうか。となればここから時間を経て劇的に下がるということは考えづらい。
STONE SCULPTURE-ガイガーカウンター
宮城のネットワークで使用していたガイガーカウンター「インスペクター」を、JAEAの計測機器と並べて計測させていただいた。ここでわかったことは、インスペクターはやや高い値を示すものの大幅な誤差は見受けられなかった。これまで公表数値との絶対比較を避けてきたのだが、ある程度の信頼できる数字と言える。評判通りのようだ。グリーンピースのメンバーも、インスペクターについてはかなり高性能な機器であると評価していた。今後も絶対比較には慎重にすべきではあるが、ものさしの精度が高いということが証明されたのは大きい。


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放射能測定器 ガイガーカウンター