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遅球王 星野伸之

球が遅いという

投手として

致命的な

ハンデを持ちながら

エースとして

活躍したプロ野球選手がいた


プロ野球の

ピッチャーにとって

ボールの遅さは

致命的である


例えば

ルーキーが

キャンプ地のブルペンに

初めて入ったとする

両脇で150キロの剛速球を

バンバン投げている先輩がいる

翻って

自分のストレートは130キロそこそこ・・・

もう

それだけで

自信を喪失してしまうだろうダウン


でも

その

「遅いボール」

って

ハンディキャップを

自らの工夫によって

アドバンテージに変え

エースに上りつめた

男がいた


その男の名は


星野伸之野球


阪急

オリックス

阪神

通算176勝をあげたアップ


現役時代の

ニックネームは


「速球王」


ならぬ


「遅球王」


プロ入り当初

星野は

コンプレックスの

かたまりだったという


球が遅すぎて

投げたボールのスピードが

球場の電光掲示板に

表示されない事も

あったらしい


130キロにも届かない

ボールでは

いくらコントロールがよくても

プロでは通用しない

そこで

身に付けたのが

ボールの出所を隠す

独特の変則フォームである


以前は

手首を後ろに持ってきていた

でも

これだと球種を

見破られてしまう

そこで

身体の側面で隠すような投げ方に

変えた


これにより

打者からは握りが見えず

球種がよみにくく

ボールの出所も見えにくくなった

これらに

スローカーブとの

緩急差も加わって

打者には

球速が

数字以上に

早く見えたと言われる


清原和博は

「星野さんのストレートが1番打ちにくい」

評している


他にも

中村紀洋、ローズなど

複数の打者が星野のボールは

速く見えたと証言している


星野の球は

ジャイロ回転していたとも言われている!!





あくまで

仮定の話だけど

もし

星野が

150キロの剛速球の持ち主だったら

あそこまで

成功しなかったのではないか


むしろ

素質的に

恵まれていなかったことで


努力



工夫


の大切さに気付き


「遅球王」


っていう


オンリーワンの存在に


なれたんぢゃないかな


ハンディキャップが

あったとしても

負けてちゃ

ダメですよね




星野伸之(ほしの のぶゆき)

1966年 北海道生まれ

84年旭川工業からドラフト5位で

阪急ブレーブス入団

11年連続で二ケタ勝利を挙げ

2回のリーグ優勝にエースとして貢献

2000年にFAで阪神タイガースに移籍

2002年に現役を引退

現在はオリックスの1軍投手コーチ




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