2012年10月24日(水)


欧州滞在13日目。

 

明朝ポルトガルを発つので、実質今日が観光最終日である。

 

まだ寝ていたかったのだが、前日同様やたら早く目覚めてしまう。

どうしたんだろう。リズムが狂ってる。3時間も寝てない。

 

風呂に入って備え付けのシャンプーで髪ガシガシだわ、床ビショビショだわ、ロクなことがない。

朝食ビュッフェも評判通りマズいし、しかもまた雨。

昨日の若いテキトーっぽい兄ちゃんが来て、「毎日ジトジト嫌になるねえ。この季節は大体こんなもんですよ」


そういえば傘が壊れたままだった。

お気に入りの折り畳みだったのに、アソーレスは突風が吹くから対応できずに骨が折れてしまったのだ。

買わなきゃ。そのためには街へ出なければならない。

なのにカウンターで傘すら貸してくれなかった。アソーレスのヴィラ・ノヴァでは普通に貸してくれたのに。

受付の横柄なおっさんに頼んだら「街で売ってるよ」って。だからその街に行くから貸せっつってんだよ!こんなニーズはしょっちゅうあることだろうに、マジでふざけた商売してんな国営は。

 

 

 


9時になったので隣の教会から見ようと思ったのに9時半からだと。

仕方なく壊れた傘を使ってカテドラルへ。

 

 

アルファマのそれと似てたな。胸に剣が七本刺さって涙を流しているマリア像は確かここだったかな。印象的だった。美術館も併設されていてなかなかだった。

 

 

屋上テラスからの眺望。天気さえ良かったら……!

 

 

 

これでもかと言わんばかりの金箔。

ここもかつての栄華を物語っている。

 



そうこうしているうちに予想通り晴れてきた。でもどうせ要るから傘も買っておく。

 


10月5日通りを抜けて次はサンフランシスコ教会。

 

 

一見、普通の教会のようだが……。

 

 

内部は教会ともう一つの施設に分かれている。

名付けて、人骨堂(Capela dos Ossos)!

 

 

ここが一番インパクトあったなあ。壁から柱から全部人骨!

 

 

もちろんガチの本物ですよ。

しかも墓を暴いて掘り起こして集めてきたんだと。信者だからいいんだという言い分だそうだが、それ自体罰当たりだよなあ。

 

 

入口に「いずれ汝もこうなるのだ」みたいな警句があって、それを言いたいんだろうけどそれにしたって悪趣味過ぎる。

 

 

定期的に骸骨にスポットライトが当たる演出もあったり。お化け屋敷じゃないんだから(笑)。

でもその外側にあるアズレージョの部屋は良かった。一枚ずつキリストの生誕から死までを物語風に並べてあるの。そっちの方がよっぽど敬虔さを感じたね。

 

 

 

続いて城壁と水道橋を見て一通り観光は終わり。

ホントに小さい街だ。城塞都市ってんでドラクエで育った僕としてはメルキドだ!って興奮してたんだけど、まあそれなりかな。

というか、もういい加減ちょっと観光疲れしてきた感がある。さすがに2週間もいればな。

 

 

後は美味いものを食うだけだ。昼はガイドブックでもイチオシの「フィアーリョ(FIALHO)」へ。

ちょうど近くですぐ見つかった。
 

 

店の内装も店員のサービスも味も全て最高だった。

壁にはEU圏内の郷土料理部門で何度も受賞したらしき額縁が飾ってある。道理で。

 

 


相変わらずフニャフニャのパン以外は野菜スープもテンダーロインポークグリルもポルトガルで食べた中で最高か。

ここで初めてバカリャウ(干し鱈)のコロッケを食べたんだが、これもまた美味かった。量もバカみたいに多くないのがいい。
 

ワインはモンサラーシュ・プレミアム。これもこっちで一番良かった。

しかもちゃんとデキャンタージュして出してくれるの。このサービスは今まで一度もなかった。ホントに素晴らしい。

昨日のポザーダのなんて€43.0の価値がホントにあったのかどうか。昨日は全部で€80.0、こっちは€60.0。CPも満足度もこちらの方がはるかに上だ。



最後に土産物屋巡り。ずっと気になっていたコルク製品。意外と高いためメモ帳とペンで落ち着く。

あとここは他と違う雰囲気出してるぞ、という彫金細工の店があった。実はポルトガルは彫金で有名なのだ。

置いてある商品もレベルが高いし値段も高いんだけど(羽根の形をした純金のブローチが€730.0とか!!)、老夫婦がやってるのがまたいい感じで、ついついまたピアスとか買っちゃった。€140.0。

だから誰にあげるのよ(笑)。

でも見てるだけで金銀細工はウットリするんだよなあ。

いかん、なんか宝飾品に目覚めてしまったかも。
 

さて、最後に忘れていたロイオス教会。カテドラルなんかともはや区別がつかなくなって早々に出てきた。歴史をちゃんと知った上で訪れないと、漫然と名所を巡っても仕方ない。


色々な意味で胸糞悪いポザーダをチェックアウトし、タクシーを呼んでもらう。

バスターミナルと言っても通じなくて、「Combaio?」とか言うから「Autobus」と言ったら通じた。ああ、コンバイオって列車のことか。


バスの中では殆ど寝ていた。寝不足と疲れの蓄積だろう。この頃になるとさすがにもう帰りたい気持ちの方が強くなっていたと思う。

自宅で落ち着きたい。ココイチ食いたい。そんなもんだ。観光旅行なんて二週間以上やるもんじゃない。

 

 

最後におまけ。エヴォラの公衆トイレ。

万事につけ雑である(笑)。

 

さあ、次回はいよいよ欧州紀行最終回。

最後まで一筋縄ではいかない旅になった。