こころと身体を癒す
丘の上のレイキサロン『月のあかり』
～ 横浜市・保土ヶ谷 ～
レイキセラピスト 天原かおるです
はじめましての方···
いつもご訪問くださる方···
ご覧いただきありがとうございます
※①〜⑦で１つのお話です。
《①〜⑤の記事はこちら
》
》
ぬるくなった湯たんぽに足の先が当たり、
ふと目が覚めました
アラームをかけた時間よりも、
少し早かったけれどそのまま起きることに···。
窓の障子を開けると、
ひんやりとした冷たい空気が部屋に流れ込み、
一気に頭が冴えます
昨夜、山道で私を見守り導いてくれた満月は、
私がグッスリと眠っている間、
夜空をゆっくりと渡り続け、
まもなく西へ帰ろうとしていました
昨日の夕食の時、
「日供祭(にっくさい)は７時からなので、
６時半には宿坊を出た方がいいですよ！」
と女将さんが教えてくださったので、
それに間に合うように準備を整えます
昨夜、宿坊に帰ってきた私を驚かせた、
あの大きな振り子時計の前を通り過ぎます。
ちらり
と見てみると、
と見てみると、振り子時計は、私に気付かないフリをして、
知らん顔していました。
予定通りに宿坊を出発し、武蔵御嶽神社へ
行く途中の道で、
日の出山の頂上から、
朝陽が昇り始めるのが見えました
少しの間、朝陽を見つめていました。
外の気温は４℃。
御岳山の遥か下の方の街並みには、
朝もやがうっすらとかかっています。
【氷の中のアイスもみじ】
白く冷えた朝の空気をまといながら、
神社に向かって長い長い石段をひたすら上る…。
※武蔵御嶽神社は、
御岳山山頂(標高929メートル)に鎮座する神社です。
到着〜っ
{ゼェゼェ···。
{ゼェゼェ···。武蔵御嶽神社の本殿は、朝陽を浴びて、
オレンジ色に染まっていました
拝殿への入り口の所に行くと、
他の宿坊に宿泊している数名の方が
いらっしゃいました。
その場で、宮司さんに玉串料500円を
お渡しして、靴を脱いで上がり、
宮司さんの後を着いていきます
室内の階段を下りて、地下通路を行き、
また階段を上ると、拝殿へと出ます。
それぞれ正面に向かって、
長椅子にバラバラに座ると、
太鼓が打ち鳴らされ、
いよいよ神事が始まります
【武蔵御嶽神社の拝殿】
※この画像はネットからお借りしました。
宮司さんは祝詞を奏上なさり、
私たちは御祓いを受けます
この時に不思議なことが起こりました
神事が始まり、
私は気持ちを整えていたのだけれど、
ふとあることを思い出してしまい、
心がモヤモヤしていたのです···
でも、私たちが頭を下げ、
宮司さんが大麻(おおぬさ)を左右に振り、
御祓いをしてくださった瞬間、
心の中に立ちこめていた、
霧のようなモヤモヤが、スーッとゆっくり、
消えていくような感覚があったのです
「え···っ
」と驚きました
」と驚きました瞬く間にそれは消滅して、
リセットなんていう状態を遥かに越えた、
なんとも清々しい気持ちで、
いっぱいになったのです
本当に···すごく···とっても···
失礼な話なのだけれど···
正直、「御祓い」という儀式は、
あくまで「形」として、
執り行われているものなのかなぁ···なんて、
ちょっぴり思っていました···。
(ごめんなさい。。)
私が、御祓いの効果を心から信じていたなら、
このモヤモヤが晴れたというのは、
「御祓いを受けたからスッキリした」という
思い込みによる感覚なのかもしれません。
しかし、私は元々、
“そんな風に”思っていた部分があったので、
そのような感覚になったのは、
勘違いとか気のせいではないと感じたのです。
また、この時、
私が少々落ち込み気味だったおかげで、
その御祓いの威力(効果？)を
体感することができ、
ただの儀式(形)ではないということを
しっかり実感することが出来たのです
(大変失礼いたしました···
)
)その後、
１人ずつ玉串拝礼をさせていただき···終了。
この神社は、江戸時代まではお寺で、
明治時代から神社へと変わってきたという
歴史を持っているそうです
また、元々本殿は、
南の方(鎌倉)を向いていたそうですが、
徳川家康が江戸に入ってからは、
1607年に東に向きを変え、
武蔵御嶽神社を「西の守り」としたという
歴史のお話などをしてくださいました
他のみなさまがお帰りになった後、
以前から、宮司さんに
お聞きしてみたいことがあったので、
いくつか質問をしてみました
宮司さんは、神様からのメッセージなどは、
どのように受け取るのだろう···など。
※私は、直接、声が聞こえたり映像が視えるタイプです。
宮司さんは、
「私自身は、神様の声が聞こえたり、
なにか不思議な能力というのも
まったくないのですが···
」
」と前置きをして···。
神様からのメッセージの
受け取り方の１つとして、
その宮司さんが教えてくださったのは、
おみくじのお話でした
これは、私の過去の記事でも
綴っていますね
こちらです
おみくじに書いてあることは、
神様からのお言葉と捉えて、
書いてある内容が良くなかったとしても、
その場で結ばないといけない決まりもないので、
自宅に持ち帰り、時々、読み返して、
心を改めていただけたらと仰っていました
宮司さんに、
「あなたは、神様からのお言葉など、
聞こえたりするのですか···？」
···と聞かれました。
神様に仕える宮司さんが、
何も聞こえないんです···と仰っているのに、
まさか「はい、聞こえます！」とも言えず···。
「いえ···」と答えました
また、神社の敷地内にある
不思議な木のことを聞いてみると、
あれは落雷した木なのだと···
御岳山は標高が高いので、
雷が下にではなく、真横に落ち、
その威力がもう半端ないのだそう
なので、奥多摩の方から、
黒い雲がモクモクと近づいてきたら、
と近づいてきたら、すぐに避難をしないと大変危険なのだとか···
他にも、この御岳山に長男として生まれ、
一度山を下りて他の仕事に就いても、
いずれは皆戻ってきて、
神社を守るお役目を果たすのだというお話も···。
とてもお優しく、マスクから漏れた息で、
メガネがすっかり曇ってしまっている、
このおちゃめな宮司さんは、
過去に一度、山を下りたそうですが、
こうして、このお仕事をなさっていることを
今は感謝の気持ちをもって、
毎日過ごしているんだというお話も
聞かせてくださいました
そして、
「そうそう！こういうのがあるんですよ！」と、
曇ったメガネを外して、
なにやら奥からファイルを持ってきて
見せてくださいました
それは、おみくじの原本用紙が１番〜最後まで、
きれいにまとめられた１冊のファイルでした。
武蔵御嶽神社のおみくじには、
『大吉』と同じ確率で、
『大凶』が入っているのだと、
大凶のページを開いて見せてくれました。
それには···
何事も上手くいかない
願いは叶わない
出会いはない
大病に見舞われる
先祖に祟られる ···などなど。
ちょっと待って···。
せ···先祖に祟られる···？？
大凶を引いた方がいたら···。。
あなた、一体なにをやらかしたんだ
···っていう(笑)
そんな、超〜☆怖いこと！が、
盛りだくさん書かれていました
(絶対に引きたくないぞ〜···(笑)
)
)でもこれは、もうこれ以上堕ちることもなく、
感謝の気持ちを持ち、謙虚に生きていれば、
大丈夫だから精進しなさいという言葉が、
裏に隠れているのだとか···。
こんな『おみくじファイル』を
見せてくださるなんて、
なんてサービス精神旺盛な宮司さん···
色々なお話を聞かせてくださって、
どうもありがとうございました
最後に「どうぞ···」と、
酒粕で作ったという甘酒飴をくれたので、
お礼を伝え、ポッケにしまいました
外に出て、本殿の正面に立ち、
改めて神様に一礼し、
心清らかに宿坊へと帰ります
【手水舎の水が一晩中滴り落ちて···】
【跳ねた水滴が丸く凍っています】
満月が西へと沈み、
凍てつく夜が去って朝陽が昇ると、
闇を彷徨っていたものは眠りにつき、
時間(とき)が止まっていたもの達は、
陽を浴びて溶けだし、再び動き始めるのです。
さて、私の修行(？)の旅も、
いよいよ終盤に差し掛かります···
つづく。
※次回は最終話ですお楽しみに···
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