天の川が渡る横川温泉(茨城県)の宿 ④

※①～④で、１つのお話です！

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《ご参考までに～》

『御岩山(御岩神社)への冒険旅行記 ①』

『御岩山の『光の柱』の正体 ②』

『花貫渓谷の吊り橋にて思うこと ③』

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夜中の１時頃でした。

ふっと目が覚めたので、

空が晴れているか念のために窓を開けてみると、

雲はすっきり取れていて天の川が見えました

一気に頭が冴えて、

慌てて上着を着て部屋を出ます

消灯した１階の暗い廊下には、

地元ご出身(？)の演歌歌手のポスターが、

たくさん貼ってありました。

女性歌手は、着物の胸元に美しく指先を添え、

男性歌手は、ソファに腰をかけて脚を組み、

各々、さわやかで眩しそうな笑顔を

とんでもない方向に向けて、

ポーズを取っています…

真夜中の薄暗い廊下。

非常灯の緑色のランプに照らされて、

それらがズラッと並んでいる光景は、

非日常的で、少し不気味でした。。

(ごめんなさい…

)

玄関で外用のサンダルに履き替え、

自動ドアの上の巣の中にいるツバメ達を

起こさないように、そっと外へ出ます。

月は、とうに西の空へと沈み、

真っ黒な夜空には、満点の星が散りばめられ、

白くボンヤリと天の川が空に浮かんでいました。

まさか、関東で天の川を

見られるとは思わなかったので、

目をいっぱいに開いて夜空を見渡します

空のあちこちに、

まるで、万年筆でスッと線をひくように、

銀色の細い尾を残しながら、

いくつもの流れ星が音もなく消えていきました

人工衛星は、瞬く星たちに紛れ、

夜の国で、グッスリと眠っている人たちを

絶対に起こさないかのように、

静かに…慎重に…地球の周りを飛びます

黒々とした大きな山と

田んぼに囲まれた横川温泉…。

たくさんの蛙の声が、

心を癒してくれました

地図で見れば、自宅からここまで、

そんなに離れていないように見える。

でも、その時の私には、

とんでもなく果てしなく遠い…

私の大好きなものだけが存在する、

夢のようにボンヤリとした世界に、

いるように感じたのです

幸せでした。

自分自身が、どんどんクリアに

なっていくような気さえしました

このような時間が、

私には必要なのだと…改めて感じながら、

首が痛くなっても、

いつまでも天の川を見上げていたのです

翌朝…

ｏ

念願の朝風呂に行き、

トロトロ温泉に肩まで浸かります

“この温泉に浸かれるのも今日で最後かぁ…”

温泉の湯を両手で掬っては、

わざと指と指の間からこぼし、

そのトロトロ感を何度も何度も味わいます

朝ご飯をしっかりいただいて、

身支度を整えて10:00にチェックアウト

２日目は、せっかくなので、

少し観光をすることに…

最初に、袋田の滝へ…

【袋田の滝】

【お土産に撮ってきましたよ～

】

(↑滝の音も聴けます

)

袋田の滝は、高さ120m、幅73m。

冬は「氷瀑」と呼ばれる、

滝が凍結する現象が発生することがあり、

日本の名勝に指定されています。

また、華厳滝、那智滝とともに、

日本三大名瀑の一つに挙げられ、

日本の滝百選にも選定されているとのこと

滝を見た後は、竜神大吊橋へ移動～

【竜神大吊橋にて】

竜神大吊橋は、長さ375m。

茨城県の奥久慈県立自然公園にあり、

歩行者専用の橋としては日本最大級の長さ

竜神峡に広がる、

美しい渓谷の中を流れる竜神川をせき止めた、

竜神ダムの上にかけられた橋です。

昼食に、手打ちそばと

メロンソフトクリームを食べて、

橋を向こう側まで渡って戻ってきました

【橋の上にて】

橋の中央で行われていたバンジージャンプ。

人が落ちていく光景を初めて見たけれど、

想像力が豊かな私は(笑)、

自分が落ちていくような気になってしまい、

力が抜けてしまいました…

１人旅も、そろそろ終盤に差し掛かり…

眠気と戦いながら、

日立駅に向かって運転をしていると、