ふとした瞬間に
今までもやもや考えていたことが
ふっとまとまることがある。
でも、次の日に起きたら
いやでも待てよ?
と何も解決していないことに気がついて
また同じ悩みを繰り返す。
きっとそこには答えはなくて
自分で「これが答え」と打ち出すしかない。
自分の気持ちと
人からどう見えているか
そのいいバランスをとりながらも
例えどちらかに少し比重が傾いても
そういうもんだと受け入れながら
毎日を過ごすしかない。
今まで生きてきた学びから
「人生に意味なんてない
ただ死ぬまでの時間潰しだ」
という考えと
「この世に生を受けたことは奇跡で
自分にしか成し遂げられないことをしなくちゃ」
という考えが
交差しては邪魔をし合っている。
わたしのはもともと後者の考えを持っていた。
だけど、33年生きてきた中で
前者の考えがあることを知り、それもそうだなと感じた。
何より、その考えで気持ちが楽になった。
ロマンチックに生きることに憧れるのに
その辛さをわかる気がして100%そちらに
振り切ることはないだろうと悟った。
しかし
こんなことをブツブツと考えてしまうあたり
やっぱりロマンチックに憧れがあるんだろう。
目の前から壁がなくなっても
また見えてくる景色が同じようなものなのは
壁を登ってクリアしているわけではなく
壁を避けてクリアしているように
見せかけているからだろう。
何も解決してない。
納得いく人生なんてないのは分かっている。
必ずどこかにはしこりは残るものなんだろう。
分かっている。
……いや、分かってないのかもしれないね。
そもそもさ、
こんなことをだらだらと考えるのは
寂しいだけなのかもしれないな。
きっとそうだ。
大人になることが寂しいんだ。
年齢だけはとっくに大人なわたしより。