病院に電話をし状態を話す。
すぐ近くだけれどタクシーを呼んだ。
入院セットが入ったボストンバッグを
持っての移動はつらすぎるから。
「お客さん、どちらまでになります?」
「○○病院までお願いできますか?」
「調子でも悪くなりました?」
「あ、陣痛が・・・」
「そうなんですね!それは急がないと!」
そうして到着すると
個人病院だったので自力で移動。
そして言われたのは
「あー、間隔がちょっとまだあるし
子宮口もまだだねぇ…。
もう陣痛の間隔がそうねぇ、
10分間隔になったら来てもらおうかな。
荷物はそのままでいいから自宅待機ね」
なんと、家に帰されてしまった
歩いても15分程度。
促進するために歩きで戻った。
家にいてもやることはないし、
15分置きに来る陣痛に
「まだダメですか?」と、電話するも
「ですから10分間隔になったら
来てくださいね」と、あっさり言われ・・・
結局、痛くて寝るに寝れず
外はチラチラ雪が舞っていた朝。
待ちに待った10分間隔に!
すぐに電話をして歩いて病院に向かう。
着くころには7分間隔になっていた。
そこから5時間くらい
かかったが無事に出産。
立ち合いたいとか言ってたのに
彼からは結局
なんの音沙汰もなかった。
初めて見る赤ちゃんは
ガッツ石松とはよく言ったもので
たしかにそうだな~とまじまじ
彼はいっこうに姿を見せない。
看護師さんや先生も
不審に思っている様子。
そして入院費は
自分で用意した10万円は
前金(内金)として預けた。
(残金どうしよう…)
そんなことは素知らぬ顔で
退院前日にシラーっとやってきて
「産まれたんだねー」と。
そして「出産費いくらかな?」
赤ちゃん産まれたし病院だし
ちょっと強気になった私。
「あのさ、聞いて支払ってきてもらえない?」
そういうと「あ、あぁわかった」と。
(どうせ実家から借りたんだろうけど)
と内心はあきれていた。
けれど彼が父親として暴力夫から
立ち直ってくれるなら、と期待した。
そして退院の日の朝。
彼はにこやかに迎えに来た。
家に帰ると、驚くような豹変ぶり。
赤ちゃんに対してとても優しいのだ。
(もしかしてこのまま普通に暮らせる?)
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