ゴレスターン宮殿 | 特派員ママ @イラン

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イランで、2人の子育てをするママのブログ。


日本でイランの情報本を探しても、

『地球の歩き方』くらいしか見つかりませんでした。


それが、今年度版を見てみると、

130ページほど減って、183ページに。

薄っぺらくなってました。



そんな中、テヘランの情報で唯一増えているものが。


2013年に世界遺産に登録されたという、ゴレスターン宮殿です^^




庭園や噴水は子どもも喜ぶかと、バスと地下鉄で行ってきました!





早速入り口を探すも。


噴水好きのたいが、

入り口手前の噴水でもう、動かない。


そうこうしていると、男性3人組が、

たいがと写真を撮ってもいいか、と近づいてきました。



イラン人のぶっちゅーーー!!という

激しいキス(時に口にニアミス)には慣れていたたいがも、

男性がここまで激しくしてくることは、これまでなかったかも!?








さすがに、顔をごしごし袖で拭く、たいが(笑)







ゴレスターン宮殿は、18世紀に始まったガージャール朝の王宮。


先日ご紹介したサアダーバード宮殿 よりも、1つ前の時代です。





宮殿に入るとまず、池。

その奥に、最初の見どころがあります。





観光客の団体がひっきりなしに訪れ、

何かしらの解説を受けながらぞろぞろ歩いていきます。




私たちは何より先に、ベンチで、午前11時にお弁当^^


おにぎり片手に観光客たちを眺める・・・暇はなく、

歩きまわる二人が池に落ちないようにするのにワタワタでした(^^;




池の奥にあったのは、

きらびやかな装飾を背景に、どーんと置かれた、大理石の玉座。




3人の写真を撮ろうとしている緑の服の彼女、

このあと左に写っているおじさんに、

「ちょっとちょっとあなた、写真撮るからどいてくれる?」と言いにいってました。






玉座、素晴らしい建築だというのはわかるのですが、

支えてる人の顔(中央)、怖い!!








この王宮は、ヨーロッパとイスラムの様式が融合しているんだそうです。


今までイランでこういう裸の天使の絵って、見たことがないような。

こういうところにも現れているのかな?






宮殿内は、広い庭園を建物と塀が取り囲んでいます。

建物はそれぞれ、入場料を取って中を公開しています。




どうせ子どもたちは庭園にいたほうが楽しいだろうと、

2つの建物分だけチケットを買って入場。




庭園には、バラにタンポポ、オオイヌノフグリなど、

春の花が咲き乱れていました。









宮殿中央にある、水の出ていなかった噴水を走り回り、

気づいたら知らないお兄さんにだっこされていたりゅう、の図。




噴水、夏は水が出ているのかな?




写真手前側にあるのが、これ!

王が応接用に使った建物です。


中は撮影禁止、靴もビニールで覆っての入場です。


何から何まで豪華で、特に彩色を施したタイル張りの広間が素敵でした。





ベビーカーは難しいので、夫と交代で見に行ったのですが、夫を待つ間。


次から次へとりゅうと写真を撮りに来る、イラン人たち。

順番待ち状態です(笑)




やっぱりほっぺが気になるのですね^^









たいがは「女の子だよ!」「女の子だよ!」、

ピンクの服を着た女の子(下写真)になんとか近づきたくて、

パンをあげようとするのですが、

照れて「サラーム(こんにちは)」も言えない(笑)



挙句の果てにその子のパパに抱っこされると、はにかみ絶好調で、

逃げる、逃げる!




最近、写真を撮るときにカメラを見てくれないと、

カメラのほうを指さして言う言葉、

「あ、新幹線!」よりも、「あ、女の子!!」のほうが、功を奏します(笑)





いろいろお話したので、私も記念に彼女たちと。

向かって左の女性は、同い年でした^^









サアダーバード宮殿に比べたら断然狭いですが、

子どもたちにはちょうどいい広さ、汗ばむ陽気!





たいが、ピクニックをする人たちのもとへ歩いて行ったかと思うと・・・






「女の子だよ!!」(↓右の子)


近づくも、またしてもサラームは言えず、

大きな木の枝を拾って相手に向け、

「お掃除するよ!」と訳の分からない話しかけ方をして、

「危ないからやめなさい!」と引き離されたたいが(- -)



奥の壁(↑)、それぞれに趣の違う美しい装飾で、

次から次へと、壁の前で撮影する人が絶えませんでした。





女の子の名前がバールーン(雨の意味)ちゃんなんだとか、

いろいろ彼女のパパとお話をしたし、結構時間経ってるのに、

上の写真と同じ二人、違う装飾の前でまだ撮影していました(笑)










この塀を伝って歩いて行くと、2つの塔のあるこれまた豪華な建物が。


これこそ、ヨーロッパ様式とペルシャ様式の融合だと言われる所以です。



入り口でもらった英語のパンフレットにも、

ここは「最も驚くべき建築物」だと。


残念ながら中は見ていませんが。





しかし、壁の装飾、相当美しいとは思うんですけど、

ちょっと私の趣味には合いませんでした。。







特に、これ。。








カーシャーン でもそうでしたが、こういう場所には

美大生もたくさん来るんですね。


まだ全然スケッチは進んでいませんでした^^





迫り来るお姉さんから逃げる、たいが(^^;






階段を上ったところにも、美大生.。





お菓子をくれようとするのに、たいが、たじたじです。








この建物も、美しい!











それにしても、イラン人はほんとに写真好きだなあ。

衣装を選んで、ひげをつけて。

ミラ・タワー でも同じことをしていて、これがまた、客がいっぱいなんだなぁ。




なんて言って、私も写真をよく撮っているから

イラン人に「日本人はほんとに写真が好きだなぁ」と言われるんですけど!


でもほら、撮るのが好きなのと

写るのが好きなのとは違うから、なんて(^^;








私たちがもう一つ、

まあ行っとこうか、と訪れたのが、アブヤーズ宮殿。


今は民族博物館になっていて、

『地球の歩き方』に「最も興味深い」とあったところです。



入口入ってすぐの受付にて。


右にも左にも、写真を撮る女性&撮られる女性。




ここ、そんなに画になりますか!??





で、中に入ると。


最初の展示の前で、またしても2組の女性が写真を撮り合っていました。





しかも結構長いこと。


・・・ここ、そんなに画になるか!???






「興味深い」と先に言われたのがよりいけなかったのか、

単に私の感性の問題なのか。



ここにあったものは、こんな展示とか。







こんな、楽器とか。






こんな雰囲気のものが続いて、暑くて喉も乾いていたし、

一生懸命階段を上ったかと思ったら民族衣装の展示で、

面白い人には面白いんだろうけどもう歩きまわって疲れきっていて。。





こんなことならさっきの2つの塔の建物内のほうが盛り上がったかも(涙)

なんていう気分で。






でもってもう、喉の渇きに耐えられず。


宮殿を出たところにある、バザール・ボゾルグ(ビッグバーザール )に

ソフトクリームがぶらぶらしていたので、一目散!!




ジュースは、マンゴーやメロン、イチゴなどありましたが、

一番ぐいぐい行けそうなレモン(右の大きい物)をチョイス。




ソフトクリームとともに早速口にしましたが、どちらも余計に喉が乾き、

私より乾きがひどかった夫は、ソフトクリームを置いて

水やコーラを買いに走っていってしまいました。




その間、アイスを一人食べていたのですが・・・


溶ける速度が早いので一生懸命なめていたら、


ずーん! ずーん!


コバエ?が2匹突進してきて埋もれる、

避けて食べたいがアイスは垂れる、ジュースもある、

子どもは騒いでどこかに行ってしまう、喉は渇く、

さらには飲みかけのジュースをたいががベンチにぶちまけてべっとべと、

なんだかもう、ほんとにぐっちゃぐっちゃで、

きーーーーーっ!!とテンパッて、それでもアイスを頑張って食べたのでした。