大腰筋の触診方法です。

大腰筋はもちろん触診可能だという施術者と、
触るなんてそもそも不可能だという施術者といますが、
しっかりプロセスを踏んで狙いを定めて実行すれば、

しっかり触れます。


[大腰筋の触診方法]

受者には膝を立てた状態で仰向けになってもらいます。

体表の目安としては、
おヘソと、
触れたい大腰筋の側の上前腸骨棘を線で結びます。

photo:01



そしてその線の真ん中あたりで、
腹筋が途切れるところがありますから、
そこから両手を重ねた状態でお腹のなかに手を沈めてゆきます。

photo:02



真下より少し背骨寄りに、
つまりいくぶん身体の中心に向かって無理せず沈めて行きます。

もちろん大腰筋をイメージしながら。

少し何かに触れたかなという感覚があったら受者に話しかけます。

「手の触れている側の膝を、階段を登るようなかたちで、膝を胸に近づけるように少し持ち上げてみてください」

そうすると受け手は脚を浮かせてくれます。

その動作で、
手を沈めているお腹の中にズバッと大腰筋が現れます。

要点としては、
①優しく触ること。
②膝を曲げておいてもらうこと。
③脚を動かしてもらうこと。

でしょうか。

なによりお腹なのでとくに優しく触らないといけません。

膝を曲げておいてもらうと、
腹筋が緩んで手が沈めやすくなります。

そして、
緩んだ大腰筋では触っても他と区別がつきにくいですが、
膝を胸に近づけてもらうように動いてもらうと、
突然クリアに、
まさにフィレ肉といったイメージで大腰筋が存在感を現します。


注意点としては、

①無理して手を沈めない。
②上すぎない。
③下すぎない。
④ドキドキ脈を打ってるものを潰さない。

といったところです。

どうしても場所的に、
腸ごしに触れることになりますから痛いところに無理矢理手を突っ込んではいけませんし、
圧定するときもあまりグリグリやってはいけません。

上前腸骨棘とおヘソを結んだあたりから手を沈めていくと、
腰椎の4番5番あたりに触れるはずです。
この辺りがちょうどいちばんお腹側に腰椎がせり出してきているところで触りやすく、
かつ安全な位置になります。

腰椎の3番あたりだと傍に腎臓がきていますし、
もっと上に行って1番あたりで腎動静脈を閉じてしまってもよくないです。

photo:03



5番より下となると骨盤内に入るわけですが、
すぐにはこれといって何もありません。
しかしたとえば卵巣が腫れていたりすると触れてしまいますのでよくないです。

それから、
腰椎の前左側には腹部大動脈が走っており、
ドックンドックンしているのでむしろ大腰筋よりわかりやすいわけですが、
これも潰してはいけません。
いずれにしても、
大きく脈を打ってるものを潰さないように気をつけます。

photo:04



最後に、
終わるときも必ず押えていた手をそっと浮かせてきて、
ゆっくり外します。


印象として、
案外そんなに奥に静かに眠っているわけではないんだなと感じてもらえるのではないかなと思います。



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