北海道東神楽町のラーメン店「光林坊(こうりんぼう)」。
初めて訪ねたのは10年ほど前だったけれど
苦手な化学調味料を抜けますか?と聞くと
分かりましたと快く対応してくれたのを覚えている。
先週の「ななかまど」の
東神楽ひじり野エリア特集にも掲載したが
「うま味調味料を抜いても美味しい」と記事にさせて頂いた。
なんでも東川に住むお嬢さんの家族も化学調味料が苦手で
実家のラーメンを食べるときは「抜いてね」と言うのだとか。
他にも抜いてほしいという客がいるらしく
化学調味料なしでももっと美味しくなるように
さらにスープの質を上げることにしたと
優しい笑顔で語ってくれた。
アレルギー食品や
イスラム教徒が口にしない豚肉やアルコール
野菜中心のベジタリアンのほか
ニンジンが苦手、牡蠣が苦手、甘い物が苦手など
様々な食の嗜好にスポットライトが当てられるようになり
食の多様性への対応が薦められている時代を迎えた。
やっと化学調味料や食品添加物がない食べものを求める
そんな自分の嗜好が少しずつ
否定されないようになってきた。
時々逆風は吹くけれど
同じ思いをしている人々のために
無添加、無化調の情報発信を続けていこうと思う。