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名古屋フラーテルホッケーチーム #9藤本一平のブログ


ソチオリンピック

開幕しましたね。




個人的には、



ノルディック複合。


渡部暁斗選手に期待。


大学の同級生です。



フィギュアスケート。


村上佳菜子選手にも注目。


笑顔がいいね。





がんばれ、ニッポン!








さて、本日は同じオリンピックでも、、、


夏季オリンピックの出場権について。





ホッケー日本代表が、『2016 リオデジャネイロ オリンピック』の出場資格を獲得するための仕組みについて書きたいと思います。







オリンピックのホッケー競技は、12カ国が出場します。




2012ロンドン五輪までは以下のシステムでした。


【開催国】
【各大陸ごとの出場権を獲得した国】
【世界最終予選の優勝国】


このスクリーンショットがわかりやすいと思います。↓
ロンドン男子の例。

ロンドン参加国

(Wikipediaより)






2016リオ五輪からシステムが変更されます。
以下の通りです。

【開催国】※
【五大陸王者5チーム】
【ワールドリーグセミファイナルの上位6 or 7チーム】



開催国だとしてもFIH(国際ホッケー連盟)から、「オリンピックにおいてトーナメントを十分に戦える競技力がある」と認められないといけない。↓


Olympic Games and World Cup Qualification

1. The hosts (for Olympic Games this will be subject to the host satisfying FIH and IOC that it is of sufficient standard to play in the tournament);

(World League Competition Details より抜粋)


リオ五輪は、ブラジルが開催国として出場できるか?
少しググってみましたが、今のところ確認できず。
(ブラジル男子は現在、世界ランキング33位)

情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、教えてください。





話が少し脱線しましたが・・・


ホッケー日本代表にとって、
リオ五輪出場権獲得の一番の近道は


『アジア大陸の王者になること』。


そのアジア王者を決める戦いは、
2014年9月末から行われる


『アジア競技大会@韓国・仁川(インチョン)』。





ヨーロッパの場合は、『EuroHockey Nations Championship』


オセアニアの場合は、『
Men’s Oceania Cup

これらが大陸王者を決める大会になると思われます。







次に。


『大陸王者枠を逃した国』が出場権を得る条件は、、、。




【ワールドリーグセミファイナルの上位6 or 7位以内に入る】。


これが少しわかりにくいですね。






そもそもワールドリーグ(以下WL)とは何か?

説明したいと思います。


2012年からスタートした、ホッケーの新しい世界大会です。

図の通り、ラウンドが1~4まであります。



第1回WLは2012年夏にラウンド1が開幕し、
2014年1月にラウンド4(WLファイナル)が閉幕。



一年半という長い期間をかけて、世界一を決める大規模なリーグ戦です。




そして2014年以降のW杯、ならびにオリンピック出場権を争う、
非常に重要な大会でもあります。





2014年5月~6月に行われるホッケーW杯@オランダ・ハーグ。


このW杯の出場国は、第1回WLの結果をもとに、すでに決定しています。



リオ五輪の出場資格はこれからはじまる第2回WLの結果をもとに決まります。


仕組みは同じなので2014W杯を参考にしながら、説明していきたいと思います。




ある程度まとめて書いても結構な量になるので、本日はラウンド3=「セミファイナル」に参加するまでの過程について紹介します。





【ラウンド1】

世界ランキング17位以下のチームが参加。

第1回WLのラウンド1。
男子は世界の9会場で行われ、34チームが参加しました。

ワールドリーグHPより


見切れていますが、
一番右側の「Qualified」の欄に記載されている国がラウンド2に進出できた国です。



【ラウンド2】

下記の24チームに出場資格が与えられます。

・世界ランキング9~16位の8チーム
・開催国
・ラウンド1を突破したチーム


24チームを6チームずつ、4会場に分けて総当り戦を行います。



ちなみに第1回WL。



スケジュールが決定した時点での、
ホッケー男子日本代表『サムライJAPAN』の世界ランキングは16位。

そのため、WLにはラウンド2のロシア会場から出場しました。



日本語で。↓ ロシア会場のみですが。




サムライJAPANは、ロシア会場で優勝。
ラウンド3=『WLセミファイナル』への出場権を獲得しました。


(ホッケー協会HPより)







【ラウンド3=『WLセミファイナル』】


下記のチームに出場資格が与えられます。

・世界ランキング1~8位。
・開催国             
・ラウンド2を突破したチーム。  

合計16チームが参加。
16チームが2会場に分かれてプール戦を行います。


第1回WLセミファイナルは、

オランダ/ロッテルダム
マレーシア/ジョホール・バル

で開催。


日本はマレーシア大会に参加。


出場国は以下の通り。↓



日本語で。↓
男子マレーシア会場のみ。


日本ホッケー協会HPより






ここから先の詳細については、まとめるのにもう少し時間がかかりそうなので、
まとめ次第、記事をアップしますね。






本日の記事からわかるように、WLの各ラウンド出場資格は世界ランキングを基に決められます。


また、ラウンド3『WLセミファイナル』のグループ分けも世界ランキングが関わってきます。
英文ですが、こちらの2ページ目。↓

FIH(世界ホッケー連盟)HPより







ワールドリーグがはじまったことにより、ホッケーはサッカーなどに比べて、


『世界ランキングの影響が大きいスポーツ』になった。



と言えるでしょう。





ちなみに、



サムライJAPANの現在の世界ランキングは14位。


さくらJAPANは9位。


(世界ランキングより)







本日の内容を簡潔にまとめると、




リオ五輪に出るには、


【大陸王者になること】




大陸王者になれなかった国は、


【ワールドリーグ・ラウンド2を突破して、ラウンド3(セミファイナル)まで駒を進めること】


これが達成できないと出場資格を争う土俵に上がれません。




さきほども書きましたが、、、

ラウンド3(セミファイナル)でどこまで順位を上げれば、リオ五輪の出場資格を獲得できるか。


これについては、いくつかパターンがあるので、後日詳細を記事にします。


しばしお待ちを。








最後に・・・



雪、降りましたね。


健康第一。


安全第一。




風邪などに気を付けて、


みなさま、よい日曜日を!







名古屋フラーテルホッケーチーム
#9 藤本一平



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