IPO市場が冷えているとはいえ、まだまだ未公開企業のIPO志向は根強い!

とはいえ、経営者は市場マインドを冷静に受け止めて、着々と内部管理体制等強化している。


本日はそうした中、各新興市場の取引所審査の傾向について、検証するとしよう!


1.ジャスダック

  ジャスダックにおいて、現在もⅡの部の提出が求められている。最近の傾向は提出書類の正誤指摘がポイントになっている。

例えば、取引所に提出した書類の中で、議事録等で誤りがあったとしよう!そうすると、社長印が捺印されていると、なぜ、誤りに気づかなかったのかと、尋ねられ、牽制が効いていないとか、ガバナンスが弱いとか言われ、ヒアリングの量が増加してしまう。

対策としては、実態が甘くても提出書類は完璧にする必要がある。


2.東証マザーズ

  東証は、オーソドックスで提出した書類とヒアリングをミックスしてくる。

対策としては、ヒアリングにおいて毅然とした態度で挑み、誠実な対応、態度を示す必要がある。


3.大証ヘラクレス

   まず審査官に書類提出するとともに、ネット検索を行う。ネット検索において、誹謗中傷、内部告発サイトで企業名があるかどうか確認してくる。

対策として、企業名が出ないように、日頃から社内でサイトチェックをする必要がある。


3取引所共通テーマとして、中期事業計画の信憑性と経営幹部の誠実性が必須項目と考える。