滅多に人が書いた物を直接引用しないと書いておきながら二日続けて引用するのも恐縮だが、紹介したい話は良いだろう。
僕の好きなブロガーさんも時々新聞のコラムを紹介されるが、勉強になる事が多い。
と言い訳しつつ、今朝の西日本新聞のコラム「春秋」は昨日同様、僕が下手に手を入れないよりもそのままの方が良いので以下で紹介する。
「時には踏みならされた道から離れ、森に入ってみなさい。見たことのない新しいものを見つけるだろう」。電話を発明したグラハム・ベルの言葉
森に入るには勇気が要る。名宰相ウィンストン・チャーチルは人生についてこう言っている。「お金を失うことは小さく失うことだ。名誉を失うことは大きく失うことだ。勇気を失うことは、すべてを失うことだ」
チャールズ・チャプリンの「人生に必要なのは、勇気と愛とほんの少しのお金」を重ねると、人が人として必要なものの輪郭がいっそう鮮明になる。きょうの「成人の日」は、世相に照らしてその種の言葉も引用されるかもしれない
勇気を奮って分け入った森では道に迷うこともある。ポンと肩をたたいてくれる言葉は意外に身近に存在する。「人生勇気が必要だ」と歌う長寿ドラマ「水戸黄門」の主題歌はこうも言う。「人生楽ありゃ苦もあるさ」
胸に刻みたい言葉は人それぞれ。刻み方も百人百様だ。学校で教わった恩師の、次のような一言を大切にしている人もいる。「青春という字に横棒が多いのは、たくさんのハードル、壁を乗り越えていくためなんだよ」
そんな言葉を集めた冊子が、数年前に「日経ビジネス アソシエ」の付録についていたそうだ。インターネットで出合ったというこんな言葉も。「今日あなたが無駄に過ごした一日は、昨日死んだ人がどうしても生きたかった一日である」
1月10日 西日本新聞 「春秋」欄より
どれも人生の先達の素晴らしい言葉だが、残念ながら僕の経験では、若い頃はこう言う言葉は中々響かない。
生きて行く事に迷いが無いからだ。
只、人間長く生きると、悩みや迷いも増える。
大人になると言うのは、ある意味、生きる為に迷ったり悩んだりする事かもしれない。
今の若い世代は僕らの若い頃よりも悩みや苦労も多くなるだろう。
その時にこう言う先達の言葉を思い出して欲しい。