ラッキー ～Are you LUCKY?～　全１巻　村上かつら

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ｶﾞｵｰ｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡犬ロボはどこで売ってるんじゃー！
アイボを今すぐラッキー仕様にして売ってくれ、ＳＯＮＹさんｗ

村上かつらさんの久しぶりの単行本です。
スピリッツで連載していた「ＣＵＥ」以来、パッタリと見かけなくなったと思ったら、
ビッグコミックオリジナルの増刊号なんてマイナーな所で見かけたので、
作家活動を継続してた事に安心したのと同時に、少し寂しさも覚えましたよ。

あらすじ（裏表紙より転載）
日置裕太、小学５年生。
パパとふたりで団地に住んでます。
ある日、押入れから長いこと放置された犬ロボを発見。
それはママの思い出が沢山つまった不思議なロボットだった。
名前はラッキー。
僕とラッキーの不思議な生活が始まる―――。

イメージ 2いやー、ホント涙が出たのはどんだけ振りだろ？
なんつっても、犬ロボ「ラッキー」が可愛らしいんです。
犬のぬいぐるみそのものの体に、悪く言えばザクみたいな顔だけど、実に表情豊かで目が訴えてくるんです。
って、事実、目がディスプレイになってて、
そこに５文字だけ文字が表示されて意思疎通をするんですけどね？ｗ
その小さな体で、お母さんを亡くした裕太を気遣う姿がいじらしいんですよ。

また、犬ロボの「主人を模倣する」と言う機能が、
思いがけず亡くなったお母さんと裕太の絆を確認させられるところが泣かせます。
そして、お母さんがラッキーに託した思いが裕太に伝わるところはもうたまりません･･･。
時間と言う流れの中で、変わって行くものを受け入れることの難しさと、
変わっても続いていくものの大切さを綺麗にまとめてありますよ。

村上さんも、またスピリッツで読み切りを描くとか言う話もあるようなので、
また第一線でバリバリやってもらいたいですな。
オススメ！
そして、もっと売れろ！

しかし、この装丁はちょっと地味すぎるわーｗ
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ルート２２５　全１巻　作：藤野千夜　画：志村貴子

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あらすじ（裏表紙より転載）
姉のエリ子と弟のダイゴは、近所の公園から家に帰るはずが、
いつの間にか、ちょっとだけズレた違う世界に来てしまう。
いなくなっちゃった両親、違う世界にも居る自分の友達･･･
この世界っていったいどこ？
元の世界へ帰るための、二人の不思議な日々。

なんとも不思議な感覚を覚える漫画ですな。
この原作は、志村さんじゃないと漫画として成立しないんじゃないだろうか？
と、思うくらいに志村さんの漫画のカラーにハマっているような気がします。
家族に対する思いや友達関係などの、
思春期の複雑な感情が見事に表現されていると思いますよ。

ただなぁ･･･。
あの落し所は少し怖さを感じました。
ハッピーエンド･･･じゃないよなぁ？アレは。
自分ではどうにも出来ない憤りを、無理矢理押し込めて納得してると言うか。
そういった不思議な後味がすごく印象的です。

タイトルの「ルート２２５」ってなんだろうと思ってたんだけど、
√２２５を計算すると納得でした。
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惑星のさみだれ　５巻　水上悟志

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ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!!!
待望の５巻ですが、相変わらず面白すぐるわｗ
新たな事実や伏線、より厳しくなる泥人形との戦いなど、
ずっとワクワクしっぱなしですよｗ

獣の騎士団の内部にも様々な人間が居て、
一枚岩って言うほどの結束力は厳しいようですな。
さみだれと夕日の思惑に気付いたあの人が、
今後どのような行動に出るのかとても気になります。
さみだれと夕日、その動向を見守る者、
さらに裏切者とそれを放置する風巻の意図、
闘いを追い求める三日月の真意などなど、
これから獣の騎士たちの間で、どんなドラマチックが展開が待っているのか楽しみです。

そして、さみだれの家庭についても描かれていましたが、
今回のエピソードでさみだれや夕日に内面的に大きな変化が起こったように思います。
家族の愛情に気付き、一つ大人になった二人が、
今後どのような選択をするのか期待したいですね。
あと、氷雨お姉ちゃんに重大な伏線が張られてますなー。
彼女もこの戦いに無関係ではいられなくなるのでしょうか？
アレが一体何を意味するのか、もう居ても立っても居られませんｗ

で、とうとう精霊アニマが目覚めましたが、また困ったキャラですなｗ
指輪の従者たちの溜息にも納得ですｗ
そして、白道さんにはホントご愁傷様ですとしかｗ
いいぞ、もっとやれｗ

あと、カバー裏。
「応（おう）。」じゃねーよｗ
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少女ファイト（特装版）　４巻　日本橋ヨヲコ

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何だか絵的には、より漫画っぽくになって来たような？
今までのゴリゴリの青春物より、少し遊びが多いような気もするし、
その影響があるのでしょうか？

つか、そんな事はどーでもいいんですよ。
何と言っても、この巻は練が可愛らし過ぎるんですｗ
されちゃって一杯一杯になって赤面してる顔とかさぁ？ｗ
学校でされちゃわないように、ムキになって仏頂面してたり、
涙目になってシゲルに弁解してるとこなんざ、
シゲルだけでは無く、全ての男が我を忘れるってもんですよｗ
今までスポーツに一途だった少女が見せる、うぶな一面がたまりませんなｗ

そして、ミチルと学も順調に行ってますなぁ。
速攻で外堀を埋めてしまう、あのミチルの人当たり良さは、
老若男女問わずなんですなｗ
ミチルもいつまでも付き合う振りなんて言ってないで、
さっさと認めちまえばいいのにｗ

特装版の付録はなんつーか、ホントにただのノートですなｗ
中に描いてある漫画は通常版のカバー裏の方が、
色んなコメントが書いてあって充実してるしね？
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愛気　６巻　ISUTOSHI

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なんだろね？、単なる個人と個人のバトル物かと思ってたんだけど、
意外と大きな組織的なものとか、そう言う陰謀的な匂いも漂って来ましたな。
烏丸も烏丸で、なんだか行動が読めませんし？
彼の目のカラクリは解ったけど、
単にハンディキャップなだけで、
それが技に直接関係してるんじゃなかったのね。

しかし、「ガンプラ脚組み競争」は意外と楽しそうだなｗ
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Papa told me【パパトールドミー】～街を歩けば～　全１巻　榛野なな恵

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何年ぶりの新刊だろうか？
しかし、そんな事はどうでも良くなる位に、この親子の幸せな時間は止まったままですな。
昔から何一つ変わらないこの空間は、
今現在がいつだか判らなくなるような不思議な感覚を覚えますよ。

簡単にあらすじを説明致しますと、
「的場知世」と言う小学生の女の子と作家「的場信吉」の父子家庭がおくる日常を軸に、
メルヘンチックな話であったり、
困難と向き合うゲストキャラとの交流を描いてたりするハートフルストーリーです。

なんつーか、相変わらず個の主張を強く感じましたね。
一人で居ることの正当性と言うか、強さとでも言うか。

何だか難しい事を言ったような気もしますが、
要するに、「知世ちゃんかわいーよ知世ちゃん」と言いたかったのです。
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君に届け　６巻　椎名軽穂

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あうあうあー！！(ＴдＴ)
ちづも徹も龍も皆イイ奴だから、余計に切なくなるなー。
その脇で、ちづの心配をしている爽子とあやねの空回りっぷりが面白かったですなｗ
友達が心配で憔悴してる爽子の顔の怖い事と言ったらｗ
やっぱ、友達はやっぱええもんじゃのぅ。

また、クリスマス会での家族と友達を天秤にかける爽子の葛藤を察して、
娘を送り出す時に渡す親父のクリスマスプレゼントの粋な事ったらないですな。
送り出した娘の成長に涙する親父が可愛いったらありゃしませんｗ
そして、その涙に暮れる親父に、母親がかけるモノローグが大爆笑ですわｗ

「飛んでくるわよ右ストレート」

これから一体、娘からのどんなハードパンチが親父を襲うのでしょうか？ｗ
頑張れ、父ちゃん！ｗ
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青い花　３巻　志村貴子

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やー、女子高生の日常はやっぱ可愛らしくっていいですねｗ

この巻を読んで思ったのは、皆、初恋を忘れられないでいるんですなぁ。
やっぱ、初恋ってやつは何処までも引き摺るものなのですかねぇ？

そして、あーちゃんのお兄さんが良いバイプレイヤーになって来てますな。
ともすれば、息が詰まりそうな修羅場でも、
あーちゃんとお兄さんの兄弟喧嘩が良い緩衝材になってて、暗くなり過ぎずに済んでますし、
部外者的な立ち位置のお兄さんになら、割と誰もが素直に事情を話すので、
読んでいてとても分かり易いんですよねー。
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