石川歩投手が656日ぶりに一軍マウンドに先発し勝ち投手になりました。

そんな日曜の風と雨の鬱陶しいゲームを振り返ります。




内容はと言うと、よくぞ5回0点に抑えたな、という感想。

後ろの席のイ◯ケンが「昭和の投手のピッチング」と形容したけど、言い得て妙。

最速144キロのストレートは、平均140キロそこそこ。

「138キロってなんのボール?」

って妻から質問を受けたけど、シュートやカットボールかな?

って答えた。

もしかしたらストレートだった?


甘く高いボールもあったけど、基本外角低め直球が持ち味だし、それを生かすためのインショートやそのインシュートから沈むシンカー、アクセントの大きなカーブ。

若いオリックスの打者やセントラル出身の西川龍馬を、翻弄しました。

マリンの風も上手く活かしたのやも知れない。


そんな石川歩を打線が援護します。

バファローズ先発は若き次世代エースの山下しゅんぺいた。




その山下投手、球は速いが制球に苦しみました。

マリン名物強風の影響もあったかもね。

まあ、これもパリーグで生きてゆくなら、慣れなきゃならない道だと覚悟するやうに。


初回、岡大海自打球悶絶。

岡大海と中村奨吾には痛覚ないとばかり思ってました。

大変失礼しました。


1死から角中勝也内野安打。



この日3番スタメン藤原恭大四球


ソト倒れるも


ポランコ四球で満塁


このチャンスに、上田キュート、積極的な打撃で2点タイムリー!

満塁のチャンスに待ての姿勢を取ることなく積極的な打撃が産んだタイムリー!

なんてキュートなタイムリーなんだ!

これを忘れないで欲しい。

間違っても満塁で押し出しを選ぼうなんて気持ちは持たないでくれ。




マリーンズは、3回にも田村龍弘の犠牲フライで追加点。

2回、角中の2ベースがエンタイトルとなり一塁ランナー岡大海がホームイン出来なかったという不運があったし、また初回得点の後、追加点が取れないことで逆転されるというケースが前日にあったばかりなので、この追加点が本当に大きかった。


病み上がりの石川投手は5回まで。

山下投手の出来が悪くてオリックスナインの守る時間が長く、攻撃が淡白になった? という幸運はあったにしろ、5回を0封なのだから、復帰戦とすれば100点でしょう。


継投は、横山-澤村-西村-廣畑がそれぞれ1イニングを投げ完封劇達成。





前日最高の逆転劇を堪能したオリックスファンに失意を味わせてあげることが出来ました。


マリーンズは続く6回にも藤原恭大の今季初打点のタイムリーで追加点。

7回には、岡大海の8試合連続2塁打という日本記録達成のタイムリー2ベースも飛び出します。

岡大海のあの打ち方で誰がこんな活躍を期待したろうか?

こんな遅咲のスラッガーも珍しい。


自打球の影響からか、途中退場したけど、これが大したことないことを祈ります。

今や押しも押されもせぬレギュラー外野手の一員です。


ヒロミナイトに象徴されるような活躍もあったし、この記録もあり、恐らくは多くのマリーンズファンに長く記憶されるであろう選手になり得たと思います。


8回ポランコにホームランが出て7対0の完勝。

ソフトバンクみたいな勝ち方をしてしまった。


ヒーローインタビューは、当然絶景かなの石川歩と記録達成の岡大海。


余談だけど、絶景かな、という台詞が大泥棒石川五右衛門の釜茹での歌舞伎のセリフからと言うのを若い人は知ってるのかな?

同様に岡ひろみと言えば「エースを狙え」を連想する人ももう少ないだろうな。


以下画像。


友杉


藤原恭大。

追い込まれるとノーステップで。


サービスショット。


前日決勝ホームランを打ち、この日スタメン起用でしたが音無しのラオウ。

久しぶりの村西くん


たえ活


この日ジェッツのチアも参戦。

Mのお姉さんに比べると、やたらセクシーに見えた。