至福の時間、タリンクシリアライン | 添乗員 森田 世界の旅

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8月3日、ヘルシンキ港。

ヘルシンキにてニシンのフライの昼食後の15時前、

ヘルシンキオリンピック港へバスで向かう。

間もなく乗船が開始されるタリンクシリアライン、

セレナーデ号に乗るためだ。

1990年建造、キャビン数986室ベッド数3001台、乗用車は500台

乗る58000㌧のフェリーだが、フェリーのイメージとは程遠く

クルーズ船に乗っているかの様な贅沢な時間が味わえる。

17時にヘルシンキを出港、12階デッキの船尾からヘルシンキ

の町並みを眺める。

次に船首へ行き、浅く広いフィンランド湾に氷河が残した

浅く小さい岩礁を眺め、

ロシアから町を守るためスウェーデン時代に築かれた要塞島

スオメンリンナ島の脇の狭い海峡を抜けると、

この広く浅いフィンランド湾、バルト海へと出る。

デッキでのカメラマンとしての役目を終え、

7階の喫煙所デッキから一人眺める17時20分、

波立たぬ夏のバルト海はどこまでも平だ、ふと遠いボリビアの

ウユニ塩湖を思い出す。

僕にとってフェリーと言えば遠い昔小笠原へ向かった雑魚寝の

フェリーだがこの船は個室だ、

旅行会社の配慮で部屋から海も見える。

 

この屋上デッキには有料だがサウナとジャグジーがある、

この景色を眺めながらジャグジーに浸かることもオススメ。

 

出港と同時にオープンする免税店で品定め、

旅行会社の配慮でちょっとした割引もうけられる。

Wifiは飛んでるが不安定なため、ブログを書こうという思いは

なく、ホテルより少し不安定なベッドだが夕食までゴロゴロする

至福の時、こんなゴロゴロは添乗員には普段ない。

19時半、夕食のバイキングの時間。

写真は私がムール貝とキャビアとニシンとサーモンを取った

後に撮った写真のため何もないが、

その他ちらし寿司に似た日本人のためのおもてなしコーナーに

飲み放題のビールと赤白ワインのサーバーに、

ツマミのブルーチーズ、おおブルーチーズに、

ツマミに、

アボカドに、

若ければ胃もたれしない揚げ物に、

炊飯器に、

キッコーマンに、

試行錯誤のセルフなソフトクリームに、

食後のコーヒーorティー、with生乳に、

 

明日の為に食後に時間を1時間戻そう、

夜はまだまだ浅い、ほろ酔いの買い物に、ショーを覗いても良い、

ほろ酔いでカジノに行ってみようか?

いや、早く寝ようか。

22時半、夕日が沈む。

緯度は高くその後もあまり深く沈まない太陽、

夕焼け空は1時間以上続く。

 

午前3時フィンランド最後の島マリエハムン島で給水する事に

気付く人は極僅か、この時に目覚めればもう朝焼けの時間だ。

9時半のスウェーデン、ストックホルム到着までゴロゴロしよう、

その時間17時間、

私服で過ごせる至福の時に、束の間の贅沢を感じる。