「オリオン、小惑星帯基地フェーベに向かって。」アルテミスは言った。

 

猛スピードで小惑星体の中心基地フェーベに向かうテティス。アルテミスは人類の敵とも呼べるストルムグレンに会うのが少し楽しみだった。

「どんな人なのかしら?ストルムグレンて。」とアルテミス。「地球に核を打ち込むくらいだから、そりゃあ残虐非道だろう?ストルムグレンをどうするつもりなんだい?」ハッデンは言った。

「捉えて裁判にかけるのはどうかしら?地球に連れ帰るの。合衆国市民は彼を許すかしら?」とアルテミス。

 

急速に減速しフェーベに接近するテティス。

 

「私はアルテミス。ストルムグレンに会いたいの。彼はどこにいるのかしら。」アルテミスは管制官に行った。「アルテミス様、ストルムグレンと言う男は誰ですか?」と管制官。

すると、管制室に瞬間移動するアルテミス。「あなたは嘘をついているわね。その男の事をあなたは知ってるわ。居場所を知らないだけね。それなら、ここの行政長官に合わせてくれないかしら?それなら知ってるわね?私には逆らってはいけないわ。」とアルテミス。

 

「アルテミスが?私に会いたい?今いるのか!?」フェーベ基地の行政長官、ヨブは言った。彼はアルテミスと聞いてパニくっていた。「ちょ、ちょっと待て、お待ち頂け!」とヨブ。

 

「待ってどうするのですか?」ヨブのいる部屋に出現するアルテミス。