今日は、七草ですねえ
年末年始の暴飲暴食で、ちょっと胃もお疲れモードじゃないでしょうか
春の七草粥は、お正月🎍の締めと体のリセットには良いキッカケですね
さて、この七草粥の習慣も、実は中国🇨🇳から伝わってきたものなんですよね。
「荊楚歳時記」と言う中国の書物によりますと、
正月の1日を鶏、
2日を狗(犬)、
3日を猪(豚)、
4日を羊、
5日を牛、
6日を馬の日
それぞれの日にはその動物の殺生を行なわず、7日は人の日として犯罪者における刑罰を行わない日とされ、この日は五節句の一つ
『人日の節句』とされていました。
なお、人日には七種類の若菜で羹(あつもの・温かいスープのこと)を食べる習慣があったようですね。
日本においては、平安時代から年中行事として1/15頃行われていたようです。 当時の粥に入っていたのは、 米、粟、黍(きび)、稗(ひえ)、みの、胡麻、小豆の七種と言われています。
ちなみに七草の働き、まとめを。
⭐︎芹(せり)
体内に篭った水分や熱を排出。
⭐︎なずな(漢名→斎菜)ペンペン草
体内の余分な水分を排出。
目力アップ⤴️
⭐︎ハハコグサ(漢名→鼠菊草)
咳を止める。感冒による悪寒を取り去る。
⭐︎はこべら(漢名→繁縷)
母乳の出を良くする。青タンなどの改善。
⭐︎仏座(漢名→宝蓋草)
痛みを緩和。腫れを引かせる。
⭐︎スズナ(漢名→ 蕪菁、蔓菁、扁蘿蔔)カブ
食欲不振、便秘、止咳など
⭐︎スズシロ(漢名→ 蘿蔔)大根
嘔吐、消化不良、粘り気のある痰をきるなど。
この食材は、江戸時代からのものらしく、春1番に芽吹く草を摘んで食べたそう。
確かに、中医学的に見ても『旬』の物を体に取り入れる事は、自然と共に生きるという『整体観念』に基づいていると言えますね。
皆様も、体のリセットに活用してみてはいかがでしょう