一政党の総裁選挙に党員でもない自分がどうこう言うことも無い．のではあるが，どうも納得がいかない．もう安倍さんの三選が事実上決まったような報道が飛び交う．石破さんも立候補しそうだが，野田さんはどうも難しそうだ．個人的には岸田さんの立候補取り止めがどうしても合点がいかない．若くたって小泉さんにも声を上げてもらいたい．
森友，加計問題を初め，様々な事柄で国民から充分信頼されているとは言いがたい安倍さんを何故自民党員の国会議員は支持するのか?国会議員は国民の代表であると選挙期間中はよく耳にする．国民の代表ならば国民の声に良く耳を傾ける事が大事であると思うわけだが，何故か自民党の国会議員はそうではないらしい・・・
中にはここで変に睨まれると選挙後の報復人事が怖いとか，と言う声も聞こえてくる．レスリングやアメリカンフットボール，そしてボクシングの構図と似ている気がしてとても素直に聞き逃すことは出来ない．不快感すら覚える．
確かに一政党の総裁選挙ではあるが，現実として日本国の次期首相を決めることになるかもしれないこの選挙．選挙後の自分の処遇を心配する前に立候補者の政治姿勢が果たしてどちらが国民のためになるのかをしっかりと吟味して判断してもらいたいものである．
それにしても総裁や政党の代表選挙の度に思うことは，一国の首相を選ぶのに一国民として関与している気がしないことである．勿論手続きとしては国民が選んだ国会議員が選挙で決めることなので間接的には国民も関与していることにはなるが，その国会議員の中には比例代表という摩訶不思議な制度で選ばれる議員も存在する．本人は当選すること等全く考えずに名簿に載っただけなのに当選してしまった議員も事実いた．
こんなことじゃいけない．
いつもは正面からだが，たまには背後から・・・夏の暑苦しさを感じていただければ・・・
