おれは死んでなんかいない(神明談)
いま思えば、ここで余計なこといわなけりゃよかったんだよなー。
こんにちは、前回落語家人間つるべの事件を解決して、ちびっこ会長のところへ報告に戻ってきた、インベントリでございます。
かけらは3個だったんだよ。
まだ宝石鑑定能力低いのかのー。
でももうけっこうかけら集めたと思うんだけど、いったいあとどのくらい集めればいいの?ちびっこ。
えー、じゃあまだ10分の1も集まってないじゃん。
ほかの団員もちゃんと集めてくれてるんでしょうね!
レッドストーンって、一個しかないのかと思ったんだけど、ちがうんだねえ。
で、ちびっこはそれ集めてなにするつもりなの?
恩返しかあ。
ロシベルだね?
大金持ちになった上に世界征服よりもスゴイことかー。
なんだよもー、おしえろよ、ちびっこ!
うがっ。
やっぱり宝石鑑定士?
わかったよ、行ってくるよ。あー、面倒だなあ。
今回の宝石鑑定士のクエストには、またレベル制限がかかっています。
今回は、レベル160。
だんだんわたしのレベルに近づいてきたよ!敵も強敵になってくるかもね。
実力はともかく、わたしはとりあえず160以上なので、ティレンに話しかけてクエストをもらいます。
鑑定士レベルを上げるには、とにかく猛勉強が必要らしいのですが、その勉強に必要な本をティレンの先生が渓谷に投げちゃったらしいです。
怪物たちの渓谷に行って、その本を奪い取ってくるのよ!
あー、ティレンの話し長かったなあ。毒ガスマスクを持っておいきなさい、とかいって、マスクもくれました。
ほとんど聞いてなかったので、クエスト情報欄を見てみよう。
秘密ダンジョンか!
ロシベルのときと同じように、その辺の人を捕まえて秘密PT組んでもらって、リーダーになってればひとりでもダイジョブかな?
インベントリファミリーは、鯖を越えた全キャラで考えても、ふつうの秘密PTって2、3回しかいったことないんだよねー。なんか勝手がわからなくて困るよ。
とりあえず知り合いキャラの露店用の人にPTを組んでもらって、トワイライト滝でポタ出しをします。
この熊は、ランバダ親父クエで戦った熊だね。古代のときもやっつけたっけかなあ。
しばらくして女王様のポータル出ましたが、入り口が見えているのに中に入れません。
なんかレベル制限があるみたいで、露店用の人のレベルが足りないようです。そんなメッセージがチラッと上に出ました。
ならもうポタは出たから、PT解散してひとりになれば入れるのかな。
と思いましたが、やっぱり入れませんでした。
なんだろー、混んでるのかなあ。
しばらく待っていましたがやっぱり入れないので、いったん街に戻って、わたしよりレベルが上の知り合いを探して、PTを組んでもらいました。
そしたら、やっと入れたー!
うーん、ポタはいいけど、中に入るのは適正レベルでPT組んでないとダメってことなんだね。
中のミニマップは見れなかったので、おそるおそる進みます。
最初に出てきたのは、王宮警備犬。
女王様のところに行くには、死霊魔術師っていうやつを探さなくちゃならないんだけど、行く手をさえぎるやつは、倒す!
倒す!
た、倒す!むー、このダイヤゴーレム、かてええええ。
なんかうちの召還獣の黄色いダメが見えないんだけど、魔法攻撃完全シャットアウト?
幻想鎧も、しぶてえええ!
どこだ!?死霊魔術師ー!
ちょっと進んだら、死霊魔術師発見!
突撃ー!!
んごああああっ。
見事な攻撃一発で、あわれインベントリ死亡。
インベントリだけが死亡。なさけねー。
うーん、死霊魔術師って、ネクロマンサータイプかあ。
いや部屋の中にふたりいたんだって。ふたりの攻撃がいっぺんにこう、わたしに集中したわけで、さしものわたしも、ゴニョゴニョゴニョ。
これは装備を整えて出直すしかないな。
今度はなるべくムダな戦いはさけて、さっきの死霊魔術師がいたポイントへ。
壁越しに敵を観察して、じっくり作戦を練ります。
うーむ、ああいったらこうくるから、そこをスラッとかわしてこういくか。
よーし、作戦はできた。リベンジマッチだ、突撃ー!
スラッ。
ねー、作戦成功。
こーなったらわたしは安全だっ、いけー、インベントリ部隊!
ムー、死霊魔術師め、なかなか口がかたいな。
女王様の場所をおいいなさいっ。
つづけて近くにいたもうひとりもビシビシ拷問にかけて、口を割らせようとしますが、
とうとうしゃべらずに昇天です。
いや君たちの魔法攻撃、かなりインベントリ部隊に深刻な打撃をあたえてますから。
それにしても女王様の居場所を教えないで死んじゃったら、わたしはどうすればいいの?
また出てくるのかなーとしばらく待っていましたが、出てきそうにないので、ほかを探してみることにしました。
おー、ビビッドブラック!
強そうだなあ。でもいまは、死霊魔術師を探すことが大事だ。
けっしておまえから逃げてるわけじゃないんだぞ!
いたっ。
がんばれー、インベントリ部隊!
神明とウィンディは、あいかわらずこのタイプのモンスターにはかなりダメージを食らいますが、やられる前にやれっ。
いややる前に口を割らせろっ。
なかなか口を割らない死霊魔術師。
一戦交えるごとに、治療にかなりの時間がかかります。
うーむ、口の軽い死霊魔術師はいないかなあ。
そのうち死霊魔術師も見かけなくなり、同じところをぐるぐる回っていることに気がつくわたし。
あのはげおやじはさっきも見た!
んもー、こうなったら戦いを避けてもいられない。ダンジョン中のモンスターかたっぱしからやっつけて、テッテー的に死霊魔術師を追い込んでやる!
ビビッドブラックがなんぼのもんじゃい。
とはいいつつも、そこそこ苦戦しております。その証拠に、いつの間にか召還獣が、ウィンディからヘッジャーさんに変わっております。
わたしのうっすらとした記憶では、この幻想鎧をやっつけた先に死霊魔術師がいて、そいつを倒した瞬間にワープをしたような気がします。
幻想鎧はちょっとやっかいだったので、こいつを避けてて死霊魔術師が見つからなかったんですねー。
死霊魔術師を倒した瞬間にワープしたので、インベントリ部隊は傷だらけのぼろぼろ状態のまま、ワープした先でモンスターに囲まれてしまいました。
治療したり命令出したり逃げたりで、このときはあせったなあ。
なんとかその場をのりきって、ちょっと休憩です。
なんかねー、わたしの視線の先に、ピンク色の変なものがいるんですよ。画面のはじでよく見えないんだけど、かなりやばそうな感じな人が。
こんなやつ。
ピンクの悪魔かなあ。これは見るからに強敵そうだねえ。
これが女王様なのかなあ。
よーし、かつては幻影とはいえロシベルを倒したこともあるインベントリ部隊だっ。こんなトワイライト滝あたりのモンスターに負けるわけがない。
突撃ー!
召還獣がウィンディじゃないことをすっかり忘れて、竜巻命令やクロー命令を出して、システムに注意されるわたし。
うわー、がんばってタゲを取っていた神明が、ついに死亡!
あと少しだ!たのむっ、zin明!がんばれ、ヘッジャーさん!いけええ、くれない号!
ついにストーンキーパーを倒した!
このたたかいで犠牲になった神明の、わら人形のような姿がおもしろくて、よく見えるようにしてから撮影しようとしたら、すくっと立ち上がる神明。
なんだよもー、いま写真撮ろうとしてたのに!
神明「おれは死んでなんかいない!魂で生き抜いたのだ」
うそつけっ、神明!いままで魂抜けちゃってたくせに!
それにしても、いまのが女王様だったのかなー。たしか女王様のうしろの部屋がどうとかこうとかって、クエスト情報欄に書いてあったっけねえ。
あとで考えたら、情報欄よく読めば女王様の名前も書いてあったのに、うろおぼえで先に進むわたしでした。
さらに進むと、ちびっこ光線発射怪人登場!
だがこいつは、へなちょこだ。サクッとやっておしまいなさい!
へなちょこ怪人をさくっとやっつけると、怪人のくやしそうな悲鳴とともに、なんかカウントダウンが始まった!
お?時限爆弾か!?タイヘンじゃないかっ。本はどうなったんだ、本は。
あわてて走り回って、そこら辺をクリックしまくるわたし。
もうパニック状態です。
うわー、のこり1秒。もうダメだ、爆発するー!
みなさんサヨーナラー!
はっと気がつくと、トワイライト滝B6入り口付近に立っていました。
なんだよ、カバンの中にちゃんと、本も入ってたよ。わはははは。
じゃあなに?さいごのあの、へなちょこ怪人が女王様だったってことか。カウントダウンは何のためにあったの?
んー、まいっか。





