15日は扇町para-diceでした。
(↑楽屋で撮った、こんなアーティスト写真あるある写真。撮影:スタッフあべちゃん、加工:ゾロくん)
お客さんはもちろん、プロジェクトチームのみんなも見に来てくれていた。
不思議な気持ちになりながらの2019年最初のライブ。
オリトスと平島優との3人での編成は、プラネタリウムのデジタルセットを合わせてもまだ数回。
だけど、2015年末の大阪能楽会館公演や音源制作を経て。
二人には深く深く色々な面からINUUNIQの世界を広げてもらって来た。
○
ジジ、ピ、ジジジ...
ノイズが鳴り出して、暗い宇宙の果ての物語がはじまった。
誰も居なくなり、朽ちて行く宇宙船内で、
ホログラムで再生され続けるノイズ混じりの"彼女"の記憶。
1. supernova
2. illusion
<mc>
3. 25時の宇宙
4. 境界
<mc>
5. 新曲
6. 雨の唄
雨の唄が轟音へと変わり、ブツンと途切れた。
最後の僅かな電力も潰えた宇宙船は彼女の思い出を乗せたまま、永遠に暗闇の宇宙をゆっくりと彷徨っているのだろう。
いつか誰かがその扉を開ける日まで。
楽器を演奏しながら歌うこと。
何年も前からそれはチャレンジしていたことだけれど、どうしても「私が楽器を弾きながら歌うのは本職ではない」という気持ちが強かったように思う。
メンバーが離れ、ソロプロジェクトとなった今。
もっと自由に視点を動かす時なんだろうな。
私の腕ではまだアンサンブルを作ることは難しい。
本番になって震える指を見て思った。
だけど、どんな形でも。
オリトスのギターとひらしーのリズムや音たちの上で歌う時も、そこに私がピアノを加えて歌う時も。
携わってくれる音楽家たちと、どんな編成でも。
イニュニックはイニュニックでありたい。
当たり前のことを改めて強く誓った。
スタッフをしてくれているあべちゃんから「きっと咲さんは、やりたい方へ行ってりゃスンゲーもんになってるから大丈夫や」と帰り際にLINEが。
それを見て泣きそうになりながら電車に揺られていた。
呼んでくれたパラダイスも、来てくれたお客さんも、楽しみにしてくれているお客さんも、携わってくれているみんなも。
本当にありがとう。
ありがとう。
本当に私、歌いたいんだなって。
何度も気付く。
次回は現在5/17に歌う魚。
そして7月にフットロックで映像イベント。
エーテルファイナル含めたINUUNIQ企画も少しずつ考えて行っているので情報お楽しみに!