吉本 佳生
金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか

「オーストラリアドル定期預金、今ならキャンペーン金利で年利10%!」
「リスク分散に最適!外貨・投資信託・円預金の投資セット、40万円から始められます!」


銀行のパンフレットにあふれている、こんな甘~い言葉に隠されたからくり、金融のどどどど素人にもわかりやすく説明してくれる本です。


超低金利のご時勢。なんとなく、普通預金だけじゃだめ、積極的に投資してお金を増やさなきゃ…という雰囲気であふれていますが、その前に、消費者としてきちんと知識を持っておかないと、いかに銀行のカモで終わってしまうか、よくわかります。


大切なお金をもって銀行に行く前に、読んでおいて損はないです。金融商品の広告を見る目が確実に変わると思います。

というか「あっ、こういう表現のときは、ここで大損をする可能性があるってことだよね」という感じで、広告のカラクリがわかるようになるので、銀行のパンフを読むのが、ある意味楽しくなりますよ。