ハッピーナビゲーター・カウンセラーとして活躍している弓明子ですが、わが姉です。
姉弟で似たような心を扱う職業をやっているのは面白いですね。
姉が「親への復讐」をテーマにした記事を書いてくれたのですが、
そのブログを読んで、こんなにも捉え方が違うのか!と驚きました。
ぜひとも弟の立場から見たらどうだったのか?を書きたいと思いました。
まずは姉のブログを読んでから、本ブログを読むと楽しみが倍増です。
◆お母さんに 復讐するためにうつ病になりました。
https://ameblo.jp/ruru6666/entry-12612457586.html
面倒な人は引用だけ見てください。
ではスタート。
ブログから引用
母は、
弟には愛情を注ぐし
やりたいことを応援するけれど
私が同じように甘えても拒絶するし
やりたいことは話さえ聞いてもらえない
母にはよく無視をされていた
やっぱり私は愛されてないんだと、思った。
へえ!
甘えても拒絶されてたのか!
やりたいことの話を聞いてもらえなかったのか!
無視されてたのか!
マジで?!
と驚きました。
あれ?でも、どこか記憶を違うんですよね。
幼いころ、姉と一緒に母に抱き着いて甘えた記憶があります。
姉はピアノがやりたいと言って狭い家に高価などでかいピアノを買ってもらって、ずるいなと思った記憶があります。
姉と母はよく話していた記憶があります。姉はとにかくずっとしゃべっていたけどなあ。
むしろ、姉こそ優遇されていて、ずるいという気持ちが常にありました。
姉のほうが広くて二階の景色もいい部屋なんですよ。
自分なんて一階のリビングのテレビの音が丸聞こえの狭い和室。一方の窓は歪んで開かない。
母に文句を言うと、「お姉ちゃんは女の子だから守らないとだめだから」と言います。
「一階だってカギ閉めれば大丈夫じゃん」と反論しても聞いてもらえない。
書いていても当時の「姉ちゃんばっかりずるい」という気持ちがよみがえってきますね。
これはたしか何回かメンタルブロックで出てきたので解放したことがありますね。
「優遇される人を見ると許せないパティ―ン」として残っていました。
お姉ちゃんずるい、お兄ちゃんずるいは、弟・妹あるあるですね。
実は自分にも、母親が原因の甘えられないブロックがありました。
結婚しても、奥さんがべたべたしてくるとなんか逃げたくなる。
なぜ自分は甘えられないんだろうと不思議に思ってメンタルブロック解放をしたことがあります。
すると、幼稚園くらいのときに友達の前で強がっていると、母に「この子は家では甘えん坊なの」と暴露された記憶が出てきました。
それが恥ずかしくて、甘えてはいけないと思うようになりました。
母の中に、甘えることは恥ずかしいことだという思い込みがあったのです。
でも幼いときはたっぷり甘えさせてくれました。
よく抱き着いてべたべた甘えていたのを覚えています。
小学校高学年になるにしたがって、自分も甘えることは恥ずかしいという思いになり、ほとんど母に甘えることはしなくなりました。
でも急に甘えたくなって5年生くらいのときに「一緒にお風呂に入りたい」と言って、お風呂に入ってもらった記憶があります。
メンタルブロックを解放して、お母さんも本当は甘えたかったけど兄弟が多いから甘えられなくて自分に禁止を出したのだと理解しました。
そして、甘えたい自分を認めました。
そうしたら、めちゃめちゃべたべたくっつくようになって、奥さんにうざがられるほどでした。
ブログから引用
最初のうつ病になった時、
相談に乗ってくれた方に
うつ病は、愛情が枯渇して起きるから、
母親にハグしてもらって、愛してる、大切だよと、言ってもらったらすぐに元気になるよ。
と、アドバイスを受けたんだけど
ハグを母に拒絶された。
いやー、そりゃあ無理です。
母はハグなんて絶対にしない人なので。
我々夫婦は子供たちに毎日ハグしているので、子供たちは実家に行くと母にもハグします。
でも母からは絶対にしません。
子供に聞くと、「ババはハグすると固まる」と言っていました。(笑)
自分が大人になって母をハグしたことは一回だけあります。
それは父が亡くなったとき。
葬儀などが終わって実家から帰るときに自分からハグしました。
固まってました。(笑)
もし「お母さん、ハグして」なんてお願いしたら、断られたと思います。
姉も聞かないで自分からさりげなくハグしちゃえばいいのにと思います。
母は、甘えたいけど自分に甘えてはいけないと禁止した女の子なのです。
ブログから引用
その方には、
「あなたのお母さんに愛情は無いわけではないけれど、あなたの望むような母親の愛情をお母さんに望むのは諦めなさい」と言われた。
やっぱり、と思った。
愛情がないわけじゃないどころか、自分から見ると、母は愛情に溢れた人だと思います。(笑)
もちろん姉に対しても。
母性の塊みたいな、あれこれ世話を焼かずにいられないタイプですね。
犬に対しての愛情はすごすぎて、やりすぎというくらい可愛がります。
病気になった犬に添い寝して介護してました。
子供や孫に対しては、甘えちゃいけないブロックがあって出せない分、犬に溢れちゃうんでしょう。
自分も「犬飼ターボ」っていう名前くらい犬好きなんですけど、愛情表現に飢えていたから犬が好きなのだと思います。
世話焼きで犬好きな姉を見ていると、母親と似ているなと思いますね。
あと、自分は母に愛されている感がとてもあります。
自分はどこで母の愛情を感じているかを挙げると、
1、ご飯を作ってくれたこと。
2、おやつを用意してくれたこと。
3、世話を焼いてくれたこと。服をタンスに入れておいてくれたり、散らかしてものを片づけてくれること。
これが上位3つです。
書いているだけで温かい気持ちになります。
中学、高校はお弁当だったので、毎朝母はお弁当を作っていました。
ご飯系で喜ぶのは男だからかな。
奥さんには結婚するときに「俺はご飯を作ってもらうと愛を感じる」と伝えました。
母と姉の間でいろんなやり取りがあったのだと思いますが、
姉も同じようにご飯作ってもらって、おやつ用意してもらって、世話を焼いてもらっているので、めっちゃ母から愛されているようにしか見えません。
むしろ、姉ちゃんは優遇されていた。(笑)
ご飯だけじゃだめなのかな。
女は言葉や態度での直接的な愛情表現が大事だからなのかもしれません。
ブログから引用
私が同じように甘えても拒絶するし
やりたいことは話さえ聞いてもらえない
母にはよく無視をされていた
やっぱり私は愛されてないんだと、思った。
甘えても拒絶されたという話は、長子あるあるですね。
姉がそう感じたとき、母の中の甘えてもいい子供の年齢を越えちゃっていたのでしょう。
でも姉からすると、甘えさせてくれない=愛されていないになってしまった。
一般的にもこうした拒絶された痛みのほうが強烈なので上書きされてしまうものです。
あと、親子の相性もありますね。
母は家族の中で一番頑固です。
それは姉と同意見。
自分も小学生のときに母にいくら説明してくれても分かってくれなかった記憶があります。
お母さんが頑固になる話題のときは無理だ、と考えたのだと思います。
自分は男ということもあり、分かってほしいはそれほど強くなく、その後にまた頑固な母とぶつかることはなかったと思います。多分。
姉は女だから分かってほしい気持ちが強いのでしょう、あきらめずに母に分かってくれ突撃を繰り返していました。
ブログから引用
私のことは邪魔だと思ってるでしょ?
お父さんとターボと3人がよかったんでしょ?
これ、笑いました。同じことを感じたことがあるからです。
思い出したきっかけは、数年前に妻と子供たちが楽しそうに話しているのを見て輪に入れない寂しさを感じたときでした。
自分の心を探ると、ずっと幼いときに、楽しそうなお父さん、お母さん、お姉ちゃんがいて、自分は輪に入ってはいけないんじゃないかと思ったことがありました。
姉はよくしゃべるので、家族団らんの中心的存在でした。
とにかく、姉は優等生でした。
両親もそれを自慢にしていました。
特に母親は勉強ができなかったので、「明子は成績がいい。誰の子かしら」と嬉しそうに言っていました。
中学、高校と姉と同じ学校に通いましたが、「明子さん伝説」が残っているんです。
姉と同じくらい優秀にならないとというプレッシャーは常にありました。
あと、高校の時、友人に「お前のねえちゃん可愛いな!」と言われました。
まあ、これは関係ない話ですけど。
・・・・というわけで、
姉から見た母と、弟から見た母がかなり違います。
どちらが正しいかではない。それぞれの捉え方。
それがとても大事だと思うんですよ。
ただ、ひとつの家族があって、お父さんは働き、お母さんは家事をして子育てをしてきた。
その家庭で、女の子と男の子が育った・・・ということが事実でなんですね。
基本、人は自分に都合の悪い記憶は覚えていません。
姉には優遇されていた記憶がないように、弟の自分にも優遇された記憶が抜けているでしょう。
どちらが正しいというのではなく、それぞれの捉え方をしている、ということ。
人の記憶ってそんなものです。
さて、姉には母親への復讐がありましたが、
一方、弟の自分には、父親への復讐がありました。
実は、ビジネスで成功した理由の一つに、成功して父親を見返してやりたいという復讐心があったのです。
長くなったので父への復讐はまた次回書きましょう。
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