WEBマガジン幻冬舎にて連載中の、

 

  エッセイ『愛の病』更新されました。

 

 

  「はじめて嘘をついた日」

 

  http://webmagazine.gentosha.co.jp/ainoyamai/index.html


  毎月、1日15日更新です。



  嘘って苦手なんです。

 

  嘘つき、って色っぽい言葉だと思うけれど。


 


  あ、

 

  でもこれが嘘かも知れないよ?

 

 

 


 







日光の喜び

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                      11月某日

 

                      東京は毎日あたたかいです。

 

                      うちの飼い陸亀は

 

                      日々

 

                      日光浴にいそしんでおられます。

 

 

 


 10月某日

 

 

 不動産屋さんから、「今月のお家賃まだ振り込まれていませんよ」

 

 という連絡が来て驚く。

 

 あれ、いつのまに月が変わったんですかね。

 

 まだ9月20日くらいの気持ちで生きていたんですけれど。

 

 というより、今年、わたしには9月が来なかったみたいなんですけれど、

 

 どこに行ってしまったんでしょうね。

 

 だれかしりませんか。








 9月某日

 

 

 月船さららさんのユニット metro の

 

 『引き際』という舞台の通し稽古を拝見させて頂く。



 稽古場で音も照明もない状態で

 

 ほんとうに

 

 素 

 

 のお芝居を観るという贅沢な経験。


 映画監督の天願大介さんが戯曲を書かれているのですが(演出も)

 

 映画と同じく、あるいは映画以上に言葉にこだわってらっしゃって

 

 一言も聞き逃したくないお芝居は久しぶりでした。

 

 

 つらいことがあってそこから逃げたくても、逃げないで

 

 「粘り強く嫌がらせしよう」

(そのために生き抜く、ということですね)

 

 っていう台詞(歌詞)があって、なんだかものすごく突き刺さりました。


 開眼。




 

 それにしても、色気。

 

 わたしが舞台が好きな理由のひとつが

 

 俳優達のほんものの色気が観られること、なのです。


 生で見ると、やはり「そういう仕事をせずには居られない」人たちなのだなあと

 

 思わざるをえない毒みたいなものにあてられます。


 癖になる毒。

 

 スクリーンやテレビ画面にはなかなか映りにくいそれを、

 

 至近距離で観られるから舞台ってすき。

 

 月船さんと村上淳さんの色気、たまらんかったです。 


 


 




なつのおわり

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 8月某日

 

 

 驚くくらい大きな蚊が家の中にいてうわって声を上げる。


 驚くくらい大きな蚊も驚いてふわふわたゆたうように逃げていった。

 

 もうあんまり暑くないから、蚊も少し元気がない。

 

 大きすぎる蚊をつぶすのは怖いから、菊花せんこうを焚いた。

 

 夏の間に一箱使い切らなかった。来年の夏までとっておこうとおもうけれど、

 

 来年また夏が来るってことが、なんとうなく実感ない。

 

 


 本当に去年も夏は来てたのかな。

 

 確かに暑い日々が過去にもあったけれど、

 

 あれは本当に夏だったのかな。とか、意味が分からないぐるぐるの中にいる。




 こころがちょっと弱っていたのだ。なつのあいだ。

 

 

 まだ少し弱ってるけど、でも夏は好きだから元気でいられたのだ。

 

 秋が来たら、どうなっちゃうんだろうとか少し怖いよ。




 

 夏がおわったら、なつやすみをおしまいにします。

 

 大人のなつやすみは、自分で終わりを決めなくちゃいけないのです。




 こどものみなさん、大人になったら大人になれると思ったら大間違いですよ。









なつやすみ

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     8月某日

 

 

    東京は大雨が降って、今日は涼しいです。

 

    灰色の雲がぶあつく空を覆っていました。


    このあいだの大雨で川が氾濫して

 

    一年かけて育てたトマトが全滅したって言っていた 

 

    新潟のおじさんのことを考えていました。

 

    福島の先祖のお墓が倒れてしまったから、

 

    今月直しに行くのだと両親が言っていたことも思い出しました。

 


    今日も福島で大きな地震がありました。

 

    おおいなるものの前でわたしたちは

 

    あまりにも無力で途方に暮れます。



  

    写真は、新潟で見かけたラーメン屋さんの看板。

 

    奥にある、白い細長いものがそうです。

 

    小さすぎて読めないと思うけれど、


   

    「子供達の目標となるようなラーメンつくりたい」

   

    と書かれています。

 

    あまりにも壮大な夢で、驚いてズームし忘れました。

 

 


    わたしは子供のころも今も、ラーメンを目標にしたことがありません。